データインバウンド
国際線の乗り継ぎが盛んな世界のメガハブ空港ランキング 羽田3位、成田15位。アジア勢の存在感増す
2024.09.17
やまとごころ編集部航空スケジュールデータを扱うOAGが、世界で最も国際線の乗り継ぎが多い空港のランキング、「OAGメガハブ空港2024」を発表、羽田空港が第3位に入った。
このランキングは、国際線の定期便の乗り継ぎ回数と、6時間以内で乗り継ぎ可能な便が就航している目的地の数を比較することで作成され、過去1年間(2023年9月~2024年8月)で世界の航空業界が最も混雑した日、2024年8月2日(金)から抽出している。なおこのランキングは、今年で10年目を迎える。
トップはロンドンのヒースロー空港
メガハブ空港ランキングではトップ50が発表されるが、ここではトップ10と日本の空港のランキングを紹介する。
1位となったのは、ロンドン・ヒースロー空港(LHR)。昨年に続き、今年も世界で最も国際的な接続を誇る空港としてランキングを維持した。 LHRは、2024年8月までの1年間の定期片道輸送能力で世界第4位の空港であり、ここを本拠とするブリティッシュ・エアウェイズは、全フライトの50%を運航するという圧倒的な航空会社であり続けている。
クアラルンプール空港(KUL)は昨年4位から今年2位に浮上し、アジア太平洋地域で最も接続の良い空港となった。 KULは、他のメガハブ空港と比較すると乗り継ぎ便数は多くないが、就航都市数に対する乗り継ぎ便数の比率が高く、2019年の12位、2023年の4位からランクアップした。 アジア最大の格安航空会社(LCC)であるエアアジアは、2024年8月までの12カ月間でKULのフライトの35%を運航しており、同空港における支配的な航空会社となっている。
なお、羽田空港は昨年の5位から3位にランクアップした。こちらもKULと同様の理由でランクを上げている。

なお、8位のイスタンブール空港(IST)は、他のメガハブ空港と比較しても就航都市が多いが、OAGの算出方法によると、7位までのメガハブ空港ほど乗り継ぎ可能な都市数は多くないため、この位置にいるという。 ISTと並んで300以上の都市に就航しているのはフランクフルト空港だけだ。フランクフルトに加え、ヨーロッパの主要ハブ空港であるアムステルダムのスキポール、パリのシャルル・ド・ゴールもトップ10にランクインしている。
トップ20にアジアの8空港
アジア太平洋地域の空港は、トップ5にクアラルンプール、羽田、仁川と3空港が入っているが、トップ20ではさらに5空港がランクインし、グローバル・ネットワークにおけるアジアの都市の接続性が高まっていることを浮き彫りにしている。その顔ぶれは、12位のスワンナプーム国際空港(タイ)、13位のチャンギ国際空港(シンガポール)、14位のニノイ・アキノ国際空港(フィリピン)、15位の成田国際空港(日本)、17位の浦東空港(中国)だ。
特に、成田空港は日本のインバウンド市場が力強い復活を遂げた今年、著しい改善を見せ、昨年トップ50圏外の60位から急浮上。 乗り継ぎの面でも効率よく、117と乗り継ぎ可能な都市数は少ないが、15位にランクインした。また、昨年と同じ31位につけた福岡空港は、LCCメガハブ空港トップ25では12位に入った。
他の欧州主要空港では、ロシアとウクライナ上空の飛行制限の継続的な影響により、アジアへの運航便が若干減少している。 北米では、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港が6位にランクインし、シカゴ・オヘア空港と世界で最も利用者の多いアトランタ空港はともに今年順位を上げ、シカゴは9位、アトランタは11位となった。
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