データインバウンド
アジア太平洋の航空旅行、日本発着路線が旺盛。2025年は韓国ーベトナム、インドーUAEが急成長
2024.12.23
やまとごころ編集部2024年はアジア太平洋地域(APAC)の航空旅行にとって注目すべき年であり、国際路線の著しい発展が目立った。2024年のトップ・パフォーマーはどの市場だろうか?航空業界のデータ分析を提供するCirium(シリウム)が発表したAPACの最新動向を紹介する。
アジア太平洋の航空路線、日本発着路線がトップ3
2024年1~8月期のAPAC発着路線では、日本は引き続き最も旅客数の多いデスティネーションの1つとして存在感を示した。日本と韓国、中国、台湾を結ぶ路線が旅客数のトップ3にランクインしている。 ただし、2019年同期比で日本と韓国、日本と台湾を結ぶ路線の旅客数が2ケタ成長を記録する一方、中国と日本を結ぶ路線の旅客数は25%減少した。これは、座席数が21%減少した影響によるもので、中国全体の国際線座席供給がコロナ前の2019年水準から28%減少していることも関係している。

一方、ベトナムと韓国を結ぶ路線では顕著な成長がみられた。2024年1月から8月にかけて、2019年同期比で座席数は11%、旅客数は15%増加。ニャチャン/チョンジュ、ダラット/釜山、フーコック島/チョンジュ、フーコック島/釜山、カントー/ソウルの5つの新路線が就航したことが大きく寄与した。ベトジェットエアは、この市場で圧倒的なシェアを持ち、総座席数390万席の約28%(110万席)を占めている。これに続くのは大韓航空(57万8000席)、ベトナム航空(50万席)だった。
また、インドとアラブ首長国連邦(UAE)を結ぶ路線も成長が目立つ。旅客数と座席数がともに2019年から15%増加し、インディゴやエア・インディア・エクスプレスの座席供給増加、新規参入のエア・アラビア・アブダビが成長を牽引した。
2025年Q1の航空路線、韓国ーベトナム、インドーUAEが急成長
次に2025年の座席数から、今後の成長を見ていこう。2025年第1四半期のAPAC路線の予定座席数上位10路線を分析したところ、ほとんどの主要市場が2019年水準を超える座席供給を計画していることがわかった。
特に、韓国/ベトナム路線やインド/UAE路線は、それぞれ座席数が2019年同期比27%、20%増と、力強い勢いを維持している。日本発着路線も堅調だ。
一方、中国発着の主要国際路線(タイ、韓国、香港)は2019年の水準を大きく下回っており、特にタイ路線では22%減少している。中国路線の今後については、回復の可能性はあると思われるが、市場の需要や政策変更から、より広範な経済状況に至るまで、さまざまな要因に大きく影響されるだろう。とはいえ、適切な条件が整えば、緩やかな回復を期待できる。

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