【微信開設の目的】
中国・上海で訪日インバウンド促進活動に取り組む、上海VJ推進会（事務局：在上海日本国総領事館、日本政府観光局(JNTO)上海事務所、メンバー：自治体・企業等）の有志で構成するワーキンググループ(WG)において、訪日中国人マルチビザホルダーを主な対象としたSNSアカウント、微信「日本轻奢游」を開設し、昨年1月23日より配信を開始した。
ＦＩＴで繰り返し訪日旅行を楽しむ中間層・富裕層に、微信を活用し、訪日旅行のコンテンツの提供を目的とする。
その結果として、参加団体が優良な顧客を獲得すると共に、ＦＩＴを中心とした訪日旅行の促進に寄与する。

【開設の背景】
①訪日意欲および訪日機会が多く、消費需要が高い中間～富裕層が中心となるマルチ
ビザホルダーを重要なターゲットと設定
②特に、訪日体験が多い上海・華東地区のマルチビザホルダーは、将来も都市圏および
日本各地の自然・伝統・文化・おもてなしに触れるなどの訪日リピーターとしての日本体験の
積み重ねを基に、日本の良さを伝播して頂くことも期待
③微信活用によるタイムリーかつダイレクトな情報発信が可能となる

【マルチビザホルダーへコンタクトする手段】
マルチビザホルダーへコンタクトする手段として、在上海日本国総領事館でマルチビザ発給時に、微信アカウントの案内状を配布する。
昨年1月から今月まで7万枚強の案内状を配布した。

【フォロワー属性・分析】
本年3月時点で、フォロワー数は10,000人を超えている。
本微信のフォロワーは日本文化や訪日旅行の感度・牽引力の高い女性が中心。年代は、市場経済・グローバル化が進むなかで育った、消費に貪欲な80后が最も多く、一定の所得を築いてきた70后が続いている。居住地は上海・浙江・江蘇で8割を占めており、保有査証も複数回答だがマルチビザを含む個人観光査証は93%と訪日旅行の個人化の最先端にあり、中国からの訪日旅行目的等の個人化・多様化のトレンドをリードするメンバーと考え得る。
なお、マルチビザ受給時のフォローと微信友人からの紹介が約半々、マルチビザ発給時に総領事館で配布される案内状での認知・フォローをきっかけとした、フォロワーの”朋友圈”への拡散効果も確認できる。
利用する情報ソースは微信が有力。関心の高い特典情報は割引と、比較的高所得と考え得るマルチビザホルダーとその朋友圈においても、割引が関心の高い情報であることは興味深い。
期待する情報は、名所・旧跡・穴場がトップであることと、逆に買物・ブランドは比較的低めであることから、訪日目的の多様化や未知の日本への興味関心と”モノからコト”へのシフトが進みつつあることが見受けられる。
フォロワーの訪日率は高く、その多くはすでに訪日リピーターとなっている。
訪問実績は都市別では大阪、東京、京都、地域では関西、沖縄、九州、北海道等が高い。また、現状比較的訪問実績の低い東北、中国、四国地方では、リピート訪問率が高く、一度訪問された方からは再訪実績が高いことが判る。
本微信のフォロワーは、訪問地域の多様化もリードするリピーターと考えられる。

【ＪＱＳＹに関するお問い合わせ先】
・幹事会社：東急商務諮詢（上海）有限公司（T）／ＪＴＢ上海事務所（J）／プリンスホテル上海事務所（P）／三菱地所（上海）投資諮詢有限公司（M）
・楊（T） TEL: 021-6360-1109 　 E-mail: ziming.yang@tokyu-bcs.com
上田（J）　TEL: 021-3327-6730(#645) E-mail: w_ueda@jtbsha.com
佐藤（P） TEL: 021-6218-0386 　 E-mail: sato@princehotels.com.cn
布野（M） TEL: 021-6340-3000　 E-mail: ryuichiro_funo@mec-s.cn

＜参考＞
【参加団体】
現在の参加団体（15団体）
■在上海日本国総領事館
■日本政府観光局（ＪＮＴＯ）上海事務所
■沖縄県産業振興公社上海事務所・沖縄県政府上海事務所
■公益財団法人福島県産業振興センター上海代表処
■東急商務諮詢（上海）有限公司（東急電鉄現地法人）
■西日本旅客鉄道株式会社上海代表所
■上海佳途国際旅行社有限公司（ＪＴＢ現地法人）
■三井不動産（上海）投資諮詢有限公司
■藤田（上海）商務諮詢有限公司（藤田観光現地法人）
■株式会社プリンスホテル上海駐在員事務所
■日本富士急行株式会社上海代表処
■日本九州旅客鉄道株式会社上海代表所
■JCB　International China
■拉姆拉餐饮（上海）有限公司 （ラムラ上海）
■三菱地所（上海）投資諮詢有限公司

次期(2016/4/23-7/22)からの参加確定団体（3団体）
■全日空航空公司（ＡＮＡ）
■日本航空公司（ＪＡＬ）
■咕嘟妈咪（上海）信息咨询有限公司（ぐるなび現地法人）

【参加団体要件（現状）】
原則、下記記載のいずれかに該当する上海所在の日系常駐機構
○在上海日本国総領事館、日本政府観光局（JNTO）上海事務所およびVJ推進会に所属の上、
WGの参加者である日本国地方自治体機構
○日本国法人の上海支店、駐在事務所または日本国法人が投資し（間接投資を含む）、
上海に住所を有する現地法人で、かつ、VJ会に所属の上、ＷＧの参加者であること。

【マルチビザ発給→申請者受領後認知】
マルチビザ発給時、在上海日本国総領事館で案内状をパスポートに挟み込み、申請者に返却することで、微信の認知へ

【微信「日本軽奢游」への登録→画像閲読】
マルチビザホルダーの判断によりアクセス、登録し画像閲読へ

【画像閲読→参加団体関連の地域・施設・サービス・商品・情報等の認知】
より魅力的で有益・快適・内容豊富な日本の旅行・滞在・体験等の需要喚起・実需獲得へ

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