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JTBサンライズツアー、料金値下げとWEB体制を強化

2009.10.07

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株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベルでは、10月6日(火)訪日外国人向けツアー「サンライズツアー」の新商品発表を行った。2009年は景気後退や円高傾向、新型インフルエンザにおける影響が大きく厳しい状況が続いているが、2010年は以下の観点でツアーの見直しを行い、取扱人員21万人(2009年取扱見込比30%増)を目指す。

-円高イメージを払拭するための旅行代金の値下げ
(富士箱根、京都を訪れるコースや高山を巡るコースなどの主力コースの大幅な値下げや、オフシーズン割引、3名一室利用割引などを導入する)
-地域の新たな魅力の商品化と新たなゴールデンルートの発掘
(個人旅行者の増加や旅行ニーズの多様化に先駆け、第2、第3のゴールデンルートとなり得る新コースの設定をJTBグループ各社や地元自治体と連携をして行った)
-デジタルパンフレットの導入などによるWeb販売の強化
(紙媒体からWeb上で閲覧できるデジタルパンフレットに移行することで、速やかな情報配信の実現と紙の使用量を減らすことによる環境保護に貢献する)

また、アジアからの訪日客に特化したJTBエイティーシーとユニット経営を行い、同社が持つ約2000社のアジア圏の旅行会社へも商品提供を行っていく。

代表取締役社長の深川三郎氏は商品発表会の冒頭にて、「国家戦略としてもっとインバウンドを強化していくべき」とした上で、「JTBグローバルマーケティング&トラベルの約4000の海外旅行会社とのネットワークと45年間インバウンド専門で事業を展開してきたノウハウ、そして今年7月の訪日外国人向け情報サイトを運営するJAPANiCANとの合併による運営の強化を特色として、さらなる展開を行っていきたい」とした。

また、来年度にはJAPANiCANと連携した海外旅行会社向けのBtoBサイトの開設も予定している。

参考リンク:
JTBグローバルマーケティング&トラベル
JAPANiCAN,com

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