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★「春節」商戦始動 — 中華圏の訪日客取り込みへ

2018.01.31

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中華圏の旧正月である春節を前に、各地で「春節」商戦が始動している。近年では、旅行をしながら年を越す、海外で新年を迎えるというのが中国人にとっての春節の「新常態」(ニューノーマル)として定着する中、中華圏からの訪日客誘客に向けて、各所でさまざまなイベントが準備されているようだ。

横浜・八景島シーパラダイスでは、2月16日から3月2日までの期間、春節を祝う「新年快樂!春節イベント」が開催される。水族館をはじめとした各施設では、オタリア(アシカの仲間)による書き初めショーや、中華圏で「縁起物」とされる赤い魚「發財魚(パロットファイヤーシクリッド)」と高級金魚を展示するなど、各種イベントを企画。中華圏からの顧客が増加する時期に合わせて、海の生きものたちが春節にちなんだイベントでおもてなしをする。

小田急グループでは、2月12日から25日までの期間、「2018 小田急グループ春節キャンペーン」を実施。訪日外国人を対象に、新宿エリアでは、訪日客専用の割引周遊券購入者にオリジナルグッズを贈呈したり、箱根エリアでは餅つき大会や縁日といった日本文化を体験してもらうなど、各種イベントを用意している。また、係員が「May I help You?」と書かれた歓迎バッジを着用し、コミュニケーション施策を行うなど、同グループや各エリアの施設が連携して訪日客を出迎えるという。

(やまとごころ編集部)

 

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