タイ人向け訪日旅行情報サイト「Chill Chill Japan」を共同運営する株式会社アジア・インタラクション・サポートは１日、「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を発表した。調査はウェブ上で実施され、2810名の有効回答を得た。

第1位は「富士山」　自然、日本らしさ、動物等さまざまな動機で364か所がランクイン
「人気観光スポットランキング」では、１位「富士山」、２位「白川郷」、３位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の順で、世界遺産とテーマパークがトップ３を飾った。その他には雪のある自然や景観を楽しむスポットや、寺院・お城も人気が高かった。

《訪日タイ人　人気観光スポットランキング》

「人気の街（市町村・地名）ランキング」では、１位「富士山地域」、２位「京都」、３位「白川村」の順となり、知名度の高い街が上位にランクイン。全体では229ヶ所が挙がり、バラエティーに富んだ結果となった。リピーターは地方都市への投票率が高く、今後は地方への人気が高まると見られている。「人気都道府県ランキング」では、北海道が１位となり、約16%の得票を得た。

さらに、投票した観光地に行きたい理由を尋ねたところ、「四季自然を楽しみたい」「日本らしいから」「写真を撮りに行きたい」がトップ３を占めた。

《投票した観光地に行きたい理由》

予想以上に幅広いタイ人が好きな観光地
全47都道府県、約230市町村・地名、364か所のスポット名が挙がり、タイ人が詳しく日本を知っており、人気観光地が予想以上に幅広く選ばれた。
期待することも自然・四季、世界遺産、伝統的な日本、テーマパークなどだが、日本らしさとタイに無いものをキーに雪、きれいな水、温泉、動物、花、アニメ、グルメ、アクティビティ、果物、写真撮影等、多様な期待が挙げられている。フリーコメントでは日本でやりたいことに上記以外に「和装体験」「サイクリング」「登山・トレッキング」「ドライブ」「クルージング」「鉄道」「田舎体験」「地方」「アート」なども多数のタイ人が挙げている日本政府観光局の発表によると、2017年に日本を訪れたタイ人は98万人を超え、2011年からの６年間で6.9倍に増加している。今回の調査結果からは、タイ人が予想以上に日本の観光地に対する幅広い知識を持っており、「コト」体験への関心も深まってきていることが明らかになった。

行きたい観光地が不便な場合
74％は「自分たちでなんとか行く」と回答。時間も3時間掛けても行く人は過半数もいた。行きたいと思えば不便な場所でも、自分たちで何とか行こうとする姿勢が見て取れる。

《行きたい観光地が不便な場合》

（やまとごころ編集部）