インバウンドニュース
★中国人旅行客、春節で過去最多の650万人海外へ 関西でも春節商戦が過熱
2018.02.14
中国国務院(中央政府)の発表によると、中国における今年の春節(旧正月)は2月15日から21日までの7日間となる。
中国最大のオンライン旅行大手「Ctrip」などは、この大型連休前後に海外へ旅行する中国人は、前年同期比6%増となる過去最多の延べ650万人と予測。また、Ctripが発表した「中国人旅行客の渡航先人気ランキング」では、タイが1位、日本が2位にランクインし、上位は前年と同様の結果となった。次いでシンガポール、ベトナム、インドネシア、米国と続く。同社は「冬の寒さから逃れたい人はタイを選び、雪景色を楽しみたい人は日本を選択する」と分析している。
関西の百貨店では、春節商戦に向けてさまざまな取り組みが進められている。
高島屋大阪店は、中国で急速に普及するスマホ決済を導入する売り場を拡大した。また、阪急うめだ本店やあべのハルカス近鉄本店などは、中国で人気の動画中継サイトを活用。情報発信力のあるインフルエンサーを中国から招き、動画を通じて売り場や商品を紹介してもらうことで消費を促す。スイスホテル南海大阪やホテルニューオータニ大阪でも、中華料理店で春節用のイベントや料理を用意するなど、中華圏からの訪日客取り込みを狙う。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
-
2025.03.11
2024年の越境ECレポート、日本の売れ筋商品や人気カテゴリが明らかに ーイーベイ・ジャパン
-
2025.03.07
検索ワードから分析、2024年末〜2025年春節の訪日客購買動向。1位となった商品は?
-
2025.03.04
円高が訪日需要に与える影響調査、4人に1人が「旅行をためらう」と回答。消費動向に与える影響は?
-
2025.02.26
免税対応の小売店「2026年免税制度改正」の認知率は約65%。改正に向けた準備状況は?
-
2025.02.21
2024年の日本酒輸出動向、金額2位のアメリカは前年比125.9%増、EUは過去最高を記録。トップの中国は減少
-
2025.02.12
訪日客の購買動向を土産物屋で調査、リピート購入問い合わせ「あり」が8割近く。オンライン購入の整備が課題に
-
2025.02.04
春節期間中の免税店実態調査、6割が売上10%以上増。2026年免税制度改正の認知率は?
-
2025.01.20
2025年のジャパントラベルアワード発表、持続可能性や地域貢献度が評価された「酒蔵ホテル」がグランプリ