インバウンドニュース

★訪日中に夫婦水入らずの時間を インバウンド専門の託児サービスが登場

2018.04.12

印刷用ページを表示する


ハワイや東南アジアでは一般的な外国人観光客専用の託児サービス。訪日客が増加する日本でも、子連れの観光客専門の託児サービスが各地で産声をあげている。

静岡県観光協会内の「静岡ツーリズムビューロ(TSJ)」は、訪日客向けの託児サービスを開始した。

静岡県を訪れることが多い台湾や香港からの観光客は、家族連れが30%を超えるという。国内では珍しい訪日客専門の託児サービスに踏み込んだのは、子供を預けている間に買い物や食事などを楽しんでもらうことで満足度を高め、リピーター増につなげていきたいとの狙いがある。託児の予約はTSJのウェブサイトからでき、料金は1時間500円。更に、予約手数料の1000円と保険料の300円が1回の予約ごとに追加される。現在は、英語で対応が可能な「kidsroom にじいろ(静岡市葵区常磐町)」のみで実施しているが、今後は県全域で託児施設を増やしていくという。

沖縄県糸満市では、放課後の療育施設や美容サロンを運営するTRPジャパン株式会社がインバウンド専門のキッズシッターサービスが開始している。
家族と同行して子供のお世話をするコースと、ホテルの客室や施設内で子供を預かったり、事前の要望を受けて子供向け施設に連れていったりするコースを用意している。対象年齢は1歳〜12歳で、料金は時間帯によって1時間あたり4000円〜6000円。3時間からの利用が可能で、2人目の利用は30%割引となる。英語、中国語、韓国語に対応する保育スタッフは現在約15名だが、5年後には100人へ増やし、年間400件の利用を目指すという。

(やまとごころ編集部)

 

関連インバウンドニュース