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★インバウンド効果狙い、地方空港が活性化

2018.04.17

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年々増加するインバウンド客を誘致しようと、地方空港の動きが活発化している。
いわて花巻空港では11日、タイ・バンコクからのチャーター便が到着し、歓迎セレモニーが行われた。今春はタイ国際航空が4月11日と15日に運航し、花巻発の日本人向けツアーも組まれている。タイからのツアー客は4泊5日の日程で岩手、秋田、宮城、山形を周遊するため、東北へのインバウンド効果が期待される。

さらに、タイガーエア台湾も3月28日より花巻と台北を繋ぐ定期チャーター便を運航。10月24日まで週に2往復(水・土)する予定だ。岩手県はインバウンド誘致を目的とした同空港の活性化に取り組んでおり、タイからのチャーター便も県の働きかけによって実現した。

一方、長野県の松本空港(愛称:信州まつもと空港)では、韓国南西部に位置する務安(ムアン)国際空港との間を一定期間繰り返し往復する「連続国際チャーター便」の運航が決定した。韓国のコリアエクスプレスエアによるもので、5月18日から6月3日までに8往復し、韓国の旅行会社が企画したツアーで松本市や安曇野市の観光名所を周遊する。また、昨年に引き続きロシアのヤクーツク航空が7月に松本空港とロシアの極東都市とを結ぶ連続チャーター便の就航も決定した。長野県では、連続チャーター便で実績を積み、国際定期便の就航誘致へとつなげたい考えだ。

(やまとごころ編集部)

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