インバウンドニュース
★二条城、大阪城で訪日客が入城者数に大きく貢献 多言語サービス拡充などで過去最多入城者数に
2018.05.10
忍者や戦国時代など日本の文化・歴史への興味に伴い、外国人観光客に「日本のお城」が注目されている。多言語案内や専門ガイドによる英語ツアーなど、設備充実も図られ、京都二条城では全入城者の6割が外国人観光客、大阪城では5割と、入城者数に大きく貢献している。
二条城では2017年度、有料入城者数が大阪万博以来の過去最多である243万9千人を記録。大政奉還150年を記念するライトアップや芸術展の開催などで集客力を高めたが、多言語案内や英語解説などのサービス拡充などで、通年でも外国人観光客が半分以上を占めている。神社仏閣でのガイドはボランティアが主流だが、去年から市認定通訳ガイドによる英語の公式ツアーが開始され、全国でも珍しい「プロのガイドによる専門ツアー」が人気を集める理由の一つとなっている。
大阪城でも、32年度ぶりに年間入館者数最高を更新した2015年度から3年連続で記録更新し、2017年度は275万4千人に達した。これは大阪市の人口を上回る人数であり、1931年から行っている年間集計でも過去最高。また大阪市では、大阪城公園の管理運営に民間事業者を参画させ、バスの駐車スペース拡大や忍者グッズ販売店など施設を整備、一大集客エリアへと変貌させた。来年2月には、外国人観光客をターゲットにした劇場もオープン予定。訪日外国人観光客増加を追い風に、滞在型観光拠点としての魅力を強化している。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.12.16
Gアドベンチャーズ発表「2025年の人気旅行先」10のリスト、2年間で予約数150%増の日本が選出
2024.12.10
台湾ITF2024来場者へ訪日意向を調査、今後の旅行先は地方志向へ。レンタカー利用に前向きな姿勢も
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
2024.11.28
ワールド・トラベル・アワーズ2024ファイナル、5年連続で世界一のデスティネーションに選出されたのは?
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.07
Z世代の最新旅行動向を世界33カ国で調査。AIへの信頼度や、SNS利用について世界と日本の差が明らかに
2024.10.03
大手旅行雑誌で日本が「世界で最も魅力的な国」に、米国版・英国版でダブル受賞。東京 最も魅力的な大都市に