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★「炭酸水」訪日客増加でニーズ拡大 日本メーカーも続々参入

2018.06.18

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訪日観光客の増加にともない、需要の高まる炭酸水を導入する飲食店が増えている。欧米人を中心に、外国人観光客は日本での食事の際にも炭酸水を好むケースがあり、特に蒸し暑い日本の夏は、炭酸水を飲む訪日客も増える。

日本国内の炭酸水の生産量も急成長している。一般社団法人全国清涼飲料連合会の調べによると、2006年には2万9000キロリットルだったが、2016年には20万6000キロリットルと、10年で7倍以上に拡大。「炭酸飲料市場の中で、最も高い成長率を示しているのが炭酸水だ」と日本コカ・コーラ社の和佐高志副社長も語っている。

このような需要の高まりを受け、飲料大手では料理店向けに日本の天然水を使用した炭酸水の発売が相次いでいる。現在展開されている炭酸水のほとんどは外国産の商品であるが、日本食を食べる際には、日本の天然水をベースにした炭酸水を一緒に味わってもらおうというのが狙いだ。
コカ・コーラシステムは、料理店向けにグラスボトル入り炭酸水「い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター」を発売。サントリー食品インターナショナルは、飲食店向けに「山崎の水」をベースとした微発泡と発泡の2種類の炭酸水を展開しており、店舗の料理やニーズに合わせて選べるようになっている。この他、地域の水を使った炭酸水も各地で発売されている。

炭酸水のニーズの高まりを受け、日本での食事の際には日本産の炭酸水を合わせて飲んでもらおうと、これまでの外国産の炭酸水に代えて、日本産炭酸水を置く店舗も増えてきている。

(やまとごころ編集部)

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