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★ 弘前ねぷた祭に台北市が初の海外ゲストとして参加、互いのインバウンド開拓に意欲姿勢

2018.08.08

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日本の観光市場開拓のため地方の各都県市と積極的に交流を図る台北市が、日本の東北三大祭の一つである弘前ねぷた祭に今年初めて参加した。

弘前ねぷた祭に海外の政府観光協会が招待されるのは今回が初めて。開催期間中、台北市政府観光伝播局は弘前駅にブースを設置し、台北観光の見どころと台北ランタンフェスティバルをPRした。メインイベントである「練り歩き」では、台北の文字をいれたウチワや提灯を持ち、浴衣を着たスタッフが沿道で台北の記念品を配るなど、観客に向かって直接アピールする活動も見られた。

交通部観光局の統計資料では、日本から台湾への観光客は2017年に189.8万人を超え、2018年前半期も前年同期比で3%増と、台北市にとって重要な観光市場となっている。台北市と弘前市は観光産業の交流、お互いのエリアの新規インバウンド開拓と知名度向上を目指し、今年初めて、台北開催のランタンフェスティバルとねぶた祭の相互参加が実現した。

例年、台北ランタンフェスティバルの目玉の一つは「友好交流ランタンコーナー」であり、今年は青森県弘前市の高さ2メートルのランタンが展示され、「弘前ねぷたまつり」の雰囲気が再現された。

(やまとごころ編集部)

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