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★サムライ体験、各地でインバウンド誘致のキラーコンテンツに

2018.08.23

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インバウンド客誘致を視野に入れた体験コンテンツへの関心が高まる中、各地で訪日客向けのサムライ文化紹介や、「サムライ体験」と銘打った企画が実施されている。

福島県会津若松市は7日、欧米からの観光客誘致を目的とした「サムライフェスティバル会津IN東京」を開催した。同市はこれまで台湾やタイからの訪日客に向けた施策を進めてきたが、今後はサムライ文化や武士道に関心が高いとされる欧米人へのPRに重点を置くという。今回のイベントにはメディアやブロガーらを含む関係者約80名が参加し、夢双直伝英信流の剣士生江芳亮氏が滝落、四方刀など6つの技の演武を披露した。

一方、千葉県佐倉市は今秋より、インバウンド向け「サムライ体験ツアー」企画をスタート。同体験ツアーは1回2時間程度で月に4、5回の開催を予定しており、着物を羽織って模擬刀や木刀を腰につけ、歴史ある街並みを歩きながらサムライ気分を味わってもらうという。同市は成田空港に近いという立地を生かし、今後気軽に日本文化を楽しめる場所として訪日客にアピールしていくという。

ホテル椿山荘東京では、昨秋より宿泊者限定で「サムライ体験」を実施している。映画『キル・ビル』での殺陣振り付けや出演で知られる島口哲朗氏プロデュースによる「サムライワークショップ」と「プライベートサムライショー」の2種類が用意されており、ワークショップではサムライの衣装着付けや武士道の精神論についてのレクチャーなどを行っている。ショーでは、懐石料理を堪能した後に、本格パフォーマンスを楽しむことができる。

(やまとごころ編集部)

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