インバウンドニュース
★訪日客増加で通訳ガイド自由化 2018年1月4日施行
2017.08.18
政府は、8月15日、改正通訳案内士法と改正旅行業法について、2018年1月4日に施行することを閣議決定した。
通訳案内士とは、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語で旅行に関する案内を行うための国家資格。これまでは、国家資格保有者に限定されていた有料での通訳ガイドを来年の1月4日より自由化し、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、急増が予想される訪日客の受け入れ態勢を整えていく方針だ。
現在は、全国で対応できる国家資格保有者が大都市に集中しているため、研修を受ければエリア限定で有償ガイドができるようにし、地方ガイドの不足を解消する。
通訳案内士の国家資格を持つガイドに関しては、「全国通訳案内士」を名乗れるようにし、資格を持たないガイドとの差別化を図る。また、通訳案内士の質を維持するために、5年に一度の研修受講を義務付けるほか、国家試験の科目に実務項目を追加する。
今回の決定を受け、株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区)は、訪日外国人旅行者と地域の地元ガイドをつなぐ、C2Cマッチングサービスサイト「Travee(トラビー)」を通じて、来年1月4日よりマッチングサービスを開始。なお、サービスのプレスタートとして、通訳案内士の有資格者に関しては、本年10月1日よりマッチングサービスを始める。
今後、通訳案内士法の改正に伴う企業の動きも、注目を集めていきそうだ。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.07
Z世代の最新旅行動向を世界33カ国で調査。AIへの信頼度や、SNS利用について世界と日本の差が明らかに
2024.10.03
大手旅行雑誌で日本が「世界で最も魅力的な国」に、米国版・英国版でダブル受賞。東京 最も魅力的な大都市に
2024.10.01
旅の相互交流で地域活性化に繋げる、旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2024」開催
2024.09.26
中国の2024年大型連休「国慶節」の旅行消費調査、4割弱が日本旅行を予定。日本で一番人気のエリアは?
2024.09.18
台湾・アメリカの訪日客「旅ナカ」体験情報から、次の日本旅行で行ってみたい場所が明らかに
2024.09.10
2023年最大の観光市場はアメリカ、今後10年で大きな成長を遂げる国は?―世界旅行ツーリズム協議会