インバウンドニュース
訪日客にも人気のサイクリングの聖地、尾道で「しまなみ海道手ぶら当日便」実証実験開始へ
2019.03.12
世界に知られたサイクリングの聖地として外国人観光客の人気を集める「しまなみ海道」でサイクリングや周遊観光を効率よく楽しんでもらえるよう、広島県尾道市とヤマト運輸が提携した「しまなみ海道手ぶら当日便」のサービス実証実験が開始する。
この実験は、瀬戸内しまなみ海道エリアの9カ所の宅急便センターに手荷物を持ち込むと、エリア内で希望の宿泊施設または宅急便センターに当日届けられるというもの。これまでも両者は、尾道駅周辺を中心とした「手荷物預かりサービス」や「商店街一括免税サービス」などで利便性向上に取り組んできた。尾道市と愛媛県今治市の間に浮かぶ6つの島を橋で結ぶ「しまなみ海道」は、国内外からサイクリング目的に旅行客が集まるにもかかわらず手荷物を預ける手段が限られており、兼ねてからサービス充実への要望があった。
各宅急便センターそれぞれに設けられた締切時間までに荷物を預けると、各届け先センターで設定された受取時間以降に荷物を受け取ることができる。または、宿泊施設で受け取ることも可能で、その場合は尾道市から今治市側への輸送で17時以降、今治市から尾道市側へが19時以降の受取となる。
実証実験期間は、2019年3月13日から11月30日まで。利用料金は60cmまでのサイズで重さ2kgまでが807円、最大が160cmまでのサイズで重さ25kgまでで1,930円。冷凍・冷蔵の商品や、自転車などは輸送できない。今回の実験結果に基づき、地域のインバウンド客を含めた観光客に、快適なサービスを提供する取り組みを続けていく。
(やまとごころ編集部)
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