インバウンドニュース
2019年4月全国百貨店売上高、インバウンド売上は前年同月比9.3%増の344億円で過去最高を更新
2019.05.23
日本百貨店協会は21日、4月の全国百貨店売上高を発表した。売上高総額は約4488億円、前年同月比で1.1%減と3カ月ぶりにマイナスとなった。花見需要やゴールデンウィークの手土産需要、改元祝賀の関連商品は堅調だったが、4月は気温が低く不安定な天候が続いた影響で、春物や初夏物衣料の動きが低調に終わった。インバウンド市場は高級ブランド品や化粧品が好調で9.3%増と伸びをみせたものの、売上の約9割を占める国内市場の落ち込みはカバーできず、全体としては1.1%減と前年実績にわずかに届かなかった。
好調のインバウンドは4月の総売上高が344億7000万円となり、過去最高を更新。前年同月比9.3%増と、3カ月連続のプラスとなった。一人当たりの単価は前年同月比9.2%増の74,000円で、3カ月連続のプラス。また、購買客数は前年同月比0.1%増とほぼ横ばいの46万5000人で、2013年2月から数えて75カ月連続のプラスとなっている。
外国人観光客に人気のあった商品は以下のようになった。先月5位だった美術・宝飾品の代わりに、今月は子供服・玩具が入った。
1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:食品
4位:婦人服飾雑貨
5位:子供服・玩具
また、4月の免税手続きカウンターの来店国別順位は以下の通り。
1位:中国本土
2位:韓国
3位:香港
4位:台湾
5位:タイ
6位:シンガポール
7位:マレーシア
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
2019年3月全国百貨店売上高、インバウンド売上が過去最高の332億8000万円
2019年4月訪日客数0.9%増の292万7000人、過去最速で1000万人を突破
関連インバウンドニュース
-
2025.03.14
旅館・ホテル市場の売上高、24年度は過去最高の5.5兆円の見込み。インバウンド獲得で前年度比「増収」は3割超え
-
2025.03.11
2024年の越境ECレポート、日本の売れ筋商品や人気カテゴリが明らかに ーイーベイ・ジャパン
-
2025.03.07
検索ワードから分析、2024年末〜2025年春節の訪日客購買動向。1位となった商品は?
-
2025.03.05
日本の飲食店の2024年予約動向、インバウンド予約数は過去最多。「Googleで予約」が大幅増
-
2025.03.04
円高が訪日需要に与える影響調査、4人に1人が「旅行をためらう」と回答。消費動向に与える影響は?
-
2025.02.26
免税対応の小売店「2026年免税制度改正」の認知率は約65%。改正に向けた準備状況は?
-
2025.02.21
2024年の日本酒輸出動向、金額2位のアメリカは前年比125.9%増、EUは過去最高を記録。トップの中国は減少
-
2025.02.12
訪日客の購買動向を土産物屋で調査、リピート購入問い合わせ「あり」が8割近く。オンライン購入の整備が課題に