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食べログと中国生活プラットフォーム連携、訪日客の飲食店予約が「大衆点評」を通じて可能に

2019.10.01

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レストラン検索・予約サイトの「食べログ」は、中国の大手口コミサイト「大衆点評」と予約サービスの連携を行う。食べログでインターネット予約を受け付ける日本の飲食店は、「大衆点評」を通じて、訪日中国人からの予約を受け付けられるようになった。

訪日旅行者の旅行消費額で、買い物、宿泊に次いで大きな割合を占めるのが飲食代。今後も増加が見込まれる訪日外国人の飲食店へのスムーズな集客と検索・予約システムが欠かせない。「大衆点評」は、飲食だけでなくショッピングや娯楽に関する店舗も扱っており、割引特典やお得なクーポン設定もある人気の生活プラットフォーム。店舗の住所をタップすると行き方案内が表示されるのも利点だ。中国政府が提供するデータによると、中国国内のシェアは85%以上で、日本の飲食店登録数は55万店を超えており、訪日中国人旅行者の約半数が旅行前にチェックするサイトとなっている。

日本の飲食店は翻訳などの作業が必要なく、予約可能な座席情報もリアルタイムで自動的に掲載されるため、予約段階での特別なインバウンド対応をする必要はない。また「大衆点評」は事前決済型のアプリのため、予約がキャンセルになる確率や支払いトラブルの発生が抑えられ、効率がよい点も飲食店にとって有効といえそうだ。

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(やまとごころ編集部)

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