インバウンドニュース
2019年上半期 インバウンド旅行動向調査、ポップカルチャー目当ての訪日多数、旅行予算配分はエリアによって違いも—Reluxトラベルラボ
2019.10.31
宿泊予約アプリ「Relux」を運営するLoco Partnersの調査機関「Reluxトラベルラボ」が、2019年4月1日から9月30日までに宿泊予約サイトReluxを利用したインバウンドカスタマーを対象に、中国、香港・台湾、韓国、英語圏の4エリアから訪日する旅行者の動向を発表した。日本を10回以上訪れたことのある旅行者が全てのエリアで半数以上になり、2番目に多い回答も「5〜9回」と、リピーターが数多く存在することがわかった。
4エリアの中では、香港・台湾から訪れる旅行者の回数がもっとも多く、日本を旅先に選んだ理由は「温泉」や「食事」といった典型的な答えのほか「ポップカルチャー」とした人が目立つ。日本での旅行の楽しみ方に、趣味的な要因が加わって幅が出ているようだ。4エリア全体で「温泉」「食事」を目的に選んだ人が多く、温泉を楽しむため「宿泊」に費用をかけていることが窺える。しかし、旅行費用のかけ方はエリアによって多少の違いが見える。中国は「宿泊」重視で「テーマパークや観光」は軽め、英語圏は「宿泊」「買い物」「食事」「テーマパークや観光」にバランスよく費用を使っていることがわかった。
旅行前に行う情報収集の方法について尋ねると、全エリアで「ウェブ・インターネット」が最多となった。エリア別では中国と英語圏では「SNS」、香港・台湾は「旅行本」と「ブログ」、韓国は「ブログ」と「SNS」が多く使われており、それぞれ方法が異なっている。また、中国、香港・台湾、英語圏では30%以上が「友人・知人」と答えており、直接的な口コミも有効のようだ。一方、全エリア共通でもっとも少なかった方法は「旅行代理店」だった。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
2019年国慶節インバウンド旅行動向調査、人気ホテルは都市型ラグ
2019年夏のインバウンド旅行動向調査、人気エリア第1位は北海道。宿泊施設選びに重要なポイントは? —Reluxトラベルラボ
関連インバウンドニュース
2024.11.20
免税制度見直しを控え、中国人旅行者の免税店での買い物動向調査。レジに並ぶ時間の限界は?
2024.11.12
越境ECの日本商品ニーズを調査、円安で平均購入単価7.6%上昇。人気アイテムはフィギュア
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.11.06
シンガポールで大人気の日本食、週1以上楽しむ20代が4割超。レストラン探しはSNSが主流に
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.29
訪日客の飲食事前予約の動向調査、事前予約のリードタイムは? キャンセル率が高い市場はどこ?
2024.10.24
2024年おもちゃ販売動向、インバウンド需要が拡大。空港内ショップの売上は前年度比160%、カプセルトイも好調
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会