インバウンドニュース
全世界のアニメファンが選んだ「2020年版 行ってみたい日本のアニメ聖地88」発表、訪日客も関心高く
2019.11.12
一般社団法人アニメツーリズム協会は10月29日、2020年版「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を発表した。今回新規で選ばれた聖地には「ゲゲゲの鬼太郎」の2カ所、鳥取県境港市と東京都調布市や、「Just Because!」の神奈川県藤沢市、「ガーリー・エアフォース」の石川県小松市などが選ばれ、新旧アニメ作品による地域の盛り上がりが反映されている。
「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」の選定は2017年から行われ、全世界アニメファンの投票をもとに発表されている。投票数は昨年3万票から今年は8万票と大きく飛躍し、知名度が上がっていることがうかがえる。投票者の出身国は投票者数の上位から順に中国、香港、台湾、アメリカ、タイ、シンガポール、マレーシア、マカオ、イギリス、カナダなど、全体では計60カ国からの投票があった。海外からの投票率は国内よりも多く、海外63%、国内37%となっている。
投票ではアニメの聖地に「行ってみた」「行ってみたい」の比率も国ごとに明らかになった。昨年よりも「行ってみた」率が全体的に上昇し、中国語圏でその傾向が強い。中国では前年の46%に比べ今年は59%、香港が49%から56%、台湾が50%から53%などとなった。代表的な場所としては「ケロロ軍曹」の舞台である東京都日野市と熊本県熊本市、「たまゆら」の広島県竹原市などが上がっている。アニメツーリズム協会では、地域や企業、権利者等と連携を深め、「アニメツーリズム」の振興に努めていく考え。
選定された2020年版「アニメ聖地88」の全リストはこちら
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
パリで開催されたJapan Expoに京都が出展。アニメやゲーム、伝統文化など日本の魅力を幅広く発信
全世界のアニメファンが選んだ「行ってみたい日本のアニメ聖地88(2019年版)」発表
関連インバウンドニュース
-
2025.03.14
旅館・ホテル市場の売上高、24年度は過去最高の5.5兆円の見込み。インバウンド獲得で前年度比「増収」は3割超え
-
2025.03.11
2024年の越境ECレポート、日本の売れ筋商品や人気カテゴリが明らかに ーイーベイ・ジャパン
-
2025.03.07
検索ワードから分析、2024年末〜2025年春節の訪日客購買動向。1位となった商品は?
-
2025.03.05
日本の飲食店の2024年予約動向、インバウンド予約数は過去最多。「Googleで予約」が大幅増
-
2025.02.26
免税対応の小売店「2026年免税制度改正」の認知率は約65%。改正に向けた準備状況は?
-
2025.02.21
2024年の日本酒輸出動向、金額2位のアメリカは前年比125.9%増、EUは過去最高を記録。トップの中国は減少
-
2025.02.12
訪日客の購買動向を土産物屋で調査、リピート購入問い合わせ「あり」が8割近く。オンライン購入の整備が課題に
-
2025.02.04
春節期間中の免税店実態調査、6割が売上10%以上増。2026年免税制度改正の認知率は?