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東海道・山陽新幹線、訪日外国人向け「スマートEX」を来年3月よりウェブブラウザでも利用可能に

2019.12.19

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東海道・山陽新幹線では、これまでスマートフォンアプリからアクセスする「スマートEX」のサービスを訪日外国人向けに行っていたが、アクセス方式を来年3月より拡大する。「スマートEX」は年会費無料のネット予約&チケットレス乗車サービスで、来年の東京オリンピック・パラリンピックで見込まれる訪日客に、より便利に利用してもらうことが狙いだ。

今回の拡大では、アプリ以外にウェブブラウザからも英語版専用サイトにアクセス可能となり、クレジットカード等を登録することで即時利用できるようになった。これにより訪日客が自国を出発する前に新幹線の予約と決済を完了させられるため、旅マエの旅行プランをより具体的に計画でき、旅ナカの手続き負担が軽減する。対象路線や取扱商品、値段などのサービス内容や、初回の利用時にクレジットカードの登録が必要なところは今までと変わらず、既存の国内版と同じとなる。

JR東海では、日本旅行中に新幹線の利用が多いアメリカ、オーストラリア等の8つの国・地域に訪日外国人向け「スマートEX」を展開している。乗車の際は、新幹線駅の受取専用機や指定席券売機等で切符を受け取る方法と、交通系ICカードを登録してチケットレスで乗車の2通りがある。ICカードを利用する場合は、全国で展開され相互利用が可能な10種類のカードが対象となり、事前に用意する必要がある。今回のサービス拡大で、訪日客により気軽に東海道・山陽新幹線を利用してもらいたいとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(やまとごころ編集部)

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