インバウンドニュース
熊本県北エリアでインバウンド向け九州観光促進プラットフォームの実証スタート
2019.12.17
九州電力株式会社は熊本県北エリアで外国人旅行者をターゲットに「九州観光促進プラットフォーム」による地域活性化の実証を行なう。総務省の地域IoT実装推進事業に係る補助事業として12月中旬から来年3月までの予定で実施する。
「九州観光促進プラットフォーム」とは、地域の事業者や団体等と連携して九州本来の魅力にフォーカスした旅程や体験、特産品等を開発し、サービスを提供することで地域活性化を図る仕組み。九州電力ではICT技術を活用して観光スポットやアクティビティ、特産品等の地域情報をデータベース化し、旅行客や観光事業者等が利用できる情報プラットフォームを構築する。このプラットフォームを活用して、旅行者が自らがニーズに合った観光地を見つけたり、付加価値の高い地域ツーリズムの開発や販売につなげる。
今回の熊本県北エリアの実証では九州電力のほかに、やまがマーケティング研究所、株式会社KIZUNA、株式会社VISIT九州、 株式会社スパイラルノート、九電ビジネスソリューションズ株式会社の5社が連携。サステナブルツーリズムや地域の特産品の開発・販売を行なうことで、外国人旅行客の長期滞在化を図り、熊本県北エリアの活性化を促すのが狙いだ。
九州電力では今後、熊本県北エリア以外の地域にも九州観光促進プラットフォームを展開し、九州全体の活性化を目指すとしている。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
2018年九州への訪日客数、年間で過去最高の511万人を突破
熊本県、韓国・台湾・香港市場向けSNSを新たに開設、観光情報の発信でFIT誘客目指す
関連インバウンドニュース
2024.03.25
旅行業界初のNFTプロジェクト表彰イベント開催。日本航空、JTBグループなど5プロジェクトがグランプリ受賞
2024.03.18
白馬スキー場観光客数、過去20年最高の80万人が来場。インバウンド利用者数2019年比で141%に
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求
2024.02.01
冬季オーバーツーリズム解決に向けタクシー活用した「ニセコモデル」。9割がインバウンド、1日平均180件以上と利用好調
2024.01.17
山梨県北杜市、ボランティアで観光コーディネータータイから受け入れ、1年間の長期派遣でタイ人観光客誘致へ
2024.01.16
横浜市2030年を見据え「観光・MICE都市戦略」発表。観光消費5000億円、世界から選ばれるアーバンリゾート目指す
2024.01.09
能登半島地震による被災地域の企業活動、停滞の懸念。観光業への影響も ー帝国データバンク
2023.12.08
2024年に注目すべき世界の旅行先10選、北海道ニセコが選出ーアメリカン・エキスプレス・トラベル