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インバウンドの岡山県認知度、前年比1.3ポイント増の12.7%—DBJ調査

2019.12.23

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株式会社日本政策投資銀行(DBJ)はこのほど、「2019岡山のインバウンド観光動向」と題した調査レポートをまとめた。

DBJと公益財団法人日本交通公社が6~7月に共同で調査した「2019訪日外国人旅行者の意向調査」をもとに、岡山に関する回答を分析した。調査は韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスの合計12カ国・地域に住む20歳~59歳の海外旅行経験者約6000人を対象にインターネットによるアンケート方式で行なった。

岡山県の認知度は前年比1.3ポイント増の12.7%だった。中国地方で最も認知度の高かったのは37.5%の広島県。国・地域別に岡山県への認知度を見てみると、台湾31.5%と香港30.7%が突出して高く、欧米豪においては平均7.7%の認知度となった。

一方、岡山への訪問意欲はアジアで4.3%、欧米豪で2.6%、全体平均で3.8%だった。岡山を知っている人の中で岡山を訪問したいと回答した人の率は全体で27%、特にフランスでは44.7%と高い。訪日旅行前の情報収集手段として、訪日経験者の42.8%が旅行ガイドブックを参考にすると回答しており、特にフランスからの訪日客は52.3%が参考にしているとの結果も出た。DBJではミシュランガイドに岡山市の後楽園が紹介されている効果があるとみている。

また訪日旅行で満足した点について聞いたところ、岡山訪問経験者は自然風景が66.7%、日本料理が64.8%、清潔さが58.1%、日本庭園の見物が57.1%の順に多かった。特に日本庭園の満足度については、訪日客全体平均が36.4%に対して、岡山訪問者は57.1%と非常に満足度が高い結果となり、岡山を代表する観光地、後楽園の存在が満足度に大きく寄与していることを示した。

(やまとごころ編集部)

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