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2020年訪日旅行者アクティビティヒット予測、サップやパラグライダーが人気急上昇

2020.01.03

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「2019年度人気アクティビティランキングと2020年ヒット予測」を株式会社アクティビティジャパンが発表した。訪日外国人観光客は日本に何を求めて来日しているのか、国内でどんなレジャーを楽しんでいるのかなど、最新のトレンドと国籍別ヒット予測も紹介している。

種目別ランキングでは、沖縄県での「シュノーケリング」と「体験ダイビング」が1位と2位に。青の洞窟や恩納村が人気だ。3位は京都府の「着物レンタル」で、祇園や東山を着物姿で街歩きする体験が好まれている。インスタ映えする体験アクティビティも人気で、滋賀県湖西の白髭神社を臨む「サップ・スタンドアップパドルボード」、鳥取砂丘の「パラグライダー体験」が注目されている。アウトドア体験が上位を占めるなか、旅の隙間や帰国前の空き時間を有効活用できる体験として、大阪府天王寺・阿倍野周辺の「陶芸体験」が4位に食い込んだ。

国籍別ランキングでは、大型のクルーズ船が寄港する沖縄県を中心に香港・台湾が多数を占め、全体シェアでそれぞれ32%、20%となった。欧米豪も伸びているが、ランキング外ではあるものの飛躍的な伸び率を記録したのがロシア連邦の前年比約5倍、ベルギー、ポーランドの同約3倍で、今後の動向から目が離せない。

予約数が飛躍的に伸びたプランから割り出した、旅行者の出身国・エリア別の「2020年 訪日旅行者アクティビティ ヒット予測」も紹介。香港は「海釣り・釣り船」体験、台湾は「調香・アロマ」、シンガポールは「ホーストレッキング」、タイ「シーウォーク・潜水スクーター」、アメリカ合衆国「生活体験」、オーストラリア「雪上ドリフト」、イギリス「食文化体験」などにヒットの予兆ありとしている。

(やまとごころ編集部)

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