インバウンドニュース

外務省、コロナウイルス拡大を受け不要不急の海外渡航を自粛要請 危険レベルを一律レベル2に引き上げ

2020.03.26

印刷用ページを表示する


外務省は3月25日、海外渡航に関しての危険度をレベル2の危険情報を出し「不要不急の渡航は止めてください」という発出を行った。これは、世界のそれぞれの国・地域に対して発している危険情報とは別のもので、全世界に対しての一律の発出となっている。

新型コロナウィルスの感染拡大防止を狙って各国政府による国境閉鎖や外出禁止令などにより、海外にいる邦人の行動が制限されていることを受けたもの。また、航空便の減便や運行停止が突然行われていることで、海外に足止めされる事例も見られることから今回の措置となった。

外務省の「海外安全情報」には、「危険情報」と「感染症危険情報」があるが、今回発表されたのは「危険情報」となる。これから渡航を予定している邦人が、渡航先での行動制限や出国困難な状況に見舞われ日本に帰ることが容易でなくなる可能性を踏まえ、発出された。

3月25日の時点で、日本を含む新型コロナウィルスの感染者が確認された国・地域からの入国や入域制限が行われている国・地域は164に上り、入国後に行動制限措置がとられている国・地域は74に上る。各国の対応策は流動的で、これらの国・地域への渡航をやむをえず検討する際には各国当局のホームページを参照し、在京大使館に確認をとることなどを勧めている。

詳細はこちら

(やまとごころ編集部)

 

 

編集部おすすめ関連記事:

4/2更新【入国規制まとめ 】日本への入国拒否、ついに英米も加え73カ国・地域に拡大

【コロナの先のインバウンド業界⑤】コロナショックに対峙するための3つのR—JNTO(日本政府観光局)小堀 守氏

【コロナの先のインバウンド業界④】失ってはいけないものを明確に意識することで、円滑なリカバリーへ—エクスポート・ジャパン 高岡謙二氏

【コロナの先のインバウンド業界①】今だからこそできることを考える—やまとごころ村山慶輔

コロナに揺れるインバウンド業界。先の見えない観光の未来を、旅人視点で見据えてみる

 

 

 

関連インバウンドニュース