インバウンドニュース
東京都旅行業協会が都に支援を求める要望書提出 インバウンド客減を受け、福岡国際空港では免税店が閉店
2020.08.07
関東地方では、梅雨明けと同時に猛暑がやってきた。東京・千葉・茨城に「熱中症警戒アラート」が発表され、コロナと熱中症、両方と闘う夏がやって来た。8月1週目の各業界の動きをご紹介する。
ホテル・旅館業では99.5%がコロナの影響あり今後も続く 宿泊施設で東京都民割続々
日本政策金融公庫が8月4日に発表した調査結果によると、新型コロナウイルス感染症の影響について、「影響があり、今後も影響が続く見込み」と回答した企業の割合は、全体では88.7%、ホテル・旅館業では99.5%に上った。東京が「Go Toキャンペーン」の対象から外れたことで、都内のホテルが独自の対策が盛り上がっている。浅草の外国人に人気の「茶室ryokan asakusa」は、「Government Omitted Tokyo Only(政府は東京だけを除外した)」の頭文字をとった「G.O.T.O.キャンペーン」を実施中で、8月中は都民なら宿泊料が50%即割引かれる。
福岡・天神の空港型免税店が閉店 資生堂が220億円の赤字の見通し
福岡国際空港が、福岡三越内で運営していた空港型の免税店を閉店した。訪日客の増加で2019年には35億円を売り上げ、2020年1月には大規模な改装をしたばかりだった。資生堂は2020年12月期の連結最終損益が、220億円の赤字になる見通しと発表した。国内販売は、インバウンド需要の激減と化粧ニーズの薄れなどから24%減る見込みだという。
大阪観光局が食をテーマに研究結果発表 キッチハイクの食を通じたイベントが人気
大阪観光局とAmobeeが共同で行っている『食』を軸とした研究結果が公表された。大阪は『ランチ』要素と『ストリートフード』要素が高く、全体ブランドイメージとして大阪と近しいと判断できるのは、海外ではバルセロナが確認された。大阪観光局は、データ分析をブランディング展開などに活かしていく考えだ。地域とコラボした「食」を通じたオンラインイベントが人気だ。キッチハイクが開催する、オンラインで地域と繋がる体験イベントは、旅行に行くことが難しい今、地域の食材を味わえ、文化に触れられる機会として注目を集めている。
石垣空港ターミナルの増改築工事スタート
石垣空港ターミナルが、国際線旅客ターミナルビル増改築工事を開始した。インバウンド需要の伸びに備え、より大型の機材に対応する為で、完成後は中型機の受け入れが可能となる。2022年利用開始の予定だ。
東京都旅行業協会が都に支援を求める要望書提出
東京都旅行業協会が、小池東京都知事に支援を求める要望書を提出した。「Go To トラベルキャンペーン」から除外された厳しい状況を訴え、給付金や助成制度など、「Go To」に変わる力添えを求めた。知事は「観光業は都にとって大きな産業」とし「苦難を共に乗り越える」と述べた。
旅マエのコミュニケーションを向上させたい!長野県がセミナー
長野県観光機構が、長野県を訪問する前の事前学習として「NAGANO観光アカデミー」を開講する。旅行業のニューノーマルにおいて大切な、旅行者と受け入れ側の旅マエのコミュニケーションを向上させる狙い。
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