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Go To トラベルで高級宿が人気 前年比180%超の地域も、withコロナの「食べ放題」はワゴンサービスで

2020.09.04

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安倍首相の突然の辞任発表を受け、後継者を巡る話題で持ちきりだった今週の、観光関連各業界のニュースをお届けする。

Go To トラベルの影響か大手旅行サイトの予約で高級宿が人気

日本旅行業協会の集計により、大手旅行サイトを使った8月の行き先別予約人数が32道府県で前年同月を上回ったことが、9月2日わかった。Go To トラベルによる割引の恩恵をより多く受けられることもあってか、高級宿の利用が多かった。予約人数が前年比で最も多かったのは和歌山で187.8%。次いで多かったのは奈良の164.1%で、徳島の149.4%と続いた。

大手百貨店5社の8月の売上は巣ごもり消費にECや閉店セールなど様々

大手百貨店5社が9月1日、8月の売上速報を発表した。5社そろって売上は減少しているが、三越伊勢丹HDでは、家で快適に過ごしたいニーズから、リビング・ダイニング家具が堅調な動きを見せた。阪急阪神百貨店などを運営するエイチ・ツー・オー リテイリングでは、オンライン催事などの取り組みにより、EC売上93%増との高水準で伸ばした。そごう・西武は、8月31日に営業を終了した4店舗による閉店セールが売り上げを下支えした。

在日外国人はコスパ重視でレストラン選択、ブッフェに変わる「食べ放題」の新スタイルも

YOLO JAPANによる、在留外国人に人気のレストランのランキングが話題となった。最も人気があったレストランはサイゼリヤで、すき屋、ミスタードーナッツと続いた。レストランを選ぶ基準については、8割以上の回答者が「安い」ことを挙げ、コストパフォーマンスが最も重視されていることが分かった。一方、英語のメニューがあることはあまり重視されていなかった。「写真があればどんな料理か分かるので、言語対応しているかは気にしない」という声もあった。
6月からスタッフによるワゴンサービスで料理提供をしている「ホテル日航大阪」のカフェレストラン「セリーナ」が、9月1日から『ローストビーフ食べ放題』を始める。フルブッフェに替わる「食べ放題」の新スタイルとして定着するのか注視したい。

withコロナの旅行は公共交通機関の移動を避けて電気自動車で

日産自動車が、電気自動車を利用した旅行商品を近畿日本ツーリストと共同開発し、9月1日に販売が始まった。カーシェアリングサービスの電気自動車と、充電設備のある旅館ホテルの宿泊をパッケージ化したもので、公共交通機関での移動をしないことで、コロナ感染のリスクを避けたいニーズに応える。

Go To トラベルキャンペーン開始から1カ月で延べ556万人が利用

9月1日、赤羽一嘉国土交通大臣が会見し、Go To トラベルキャンペーンについて、割引商品の販売を開始した7月27日から8月27日までの1カ月に、宿泊利用が少なくとも延べ556万人に上ることを明らかにした。「足元は堅調にきているのではないか」と述べた。正式な利用者数は、9月上旬に発表される見通し。

京都市が新たな感染症対策プロジェクトを発表

京都市観光協会が9月4日、市民や観光客が、飲食店や宿泊施設の衛生対策を評価しする仕組みを組み込んだ『きょうの安心・明日の笑顔~新型コロナウイルス感染症対策・応援プロジェクト~』の開始を発表した。ガイドラインに賛同する事業者向けのステッカーと利用者からのフィードバックで、一層の安心・安全を作り上げていくという。

(やまとごころ編集部)

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