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2021年開催東京オリンピックに向けた聖火リレー3月25日にスタート、コンセプトは「希望の道を、つなごう」

2020.10.02

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東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、このほど2021年東京2020オリンピック聖火リレーの実施概要を発表した。

当初、2020年3月26日に出発予定だった聖火リレーは、新型コロナウイルス感染拡大により、2021年への大会延期の決定を受け、2日前の24日にやむを得ず中止となった。聖火は、4月2日から、聖火リレー出発予定地の福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジにて一般展示されていたが、これも新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、一週間程度で公開中止となっている。

2021年実施されることが決定した東京2020オリンピック聖火リレーは、2021年3月25日から7月23日までの121日間の日程で行われる。東日本大震災から10年となる節目の年に行われる聖火リレーとして、復興の歩みを進める被災地をはじめとする全国各地を、聖火ランナー約1万人が福島県のJヴィレッジから、開会式が行われるオリンピックスタジアムまで、聖火を繋ぎながら巡る。「Hope Lights Our Way/希望の道を、つなごう。」をコンセプトに、くじけぬ力や一つとなって取り組む力の象徴となる東京2020大会の開催に向け、新型コロナウイルス感染症を乗り越えた先にある人類の希望を、全世界の人々に示していく。

東京2020大会は、基本的に簡素な大会を実現するものとしている。聖火リレーにおいても、隊列のスリム化やセレブレーションの簡素化など、簡素化・効率化を図るとしているが、実施期間やランナー、ルートに関しては、当初実施される予定だったものから大きな変更はない。1日の終わりに聖火の到着を祝って実施するセレモニーである「セレブレーション」については、最終日を除く113日間、毎日実施する予定で、聖火ランナーについても延期前に既に決定しているランナーが優先的に走行し、ルートに関しても原則として変更等はしない予定だ。ただし、候補者の辞退や新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、やむを得ない事情がある場合には、適宜調整を行う予定だ。

新型コロナウイルス感染症対策については、安全・安心なリレーの実施に向け、現在検討中で、具体的な対策案を取りまとめてから公表する予定としている。

(やまとごころ編集部)

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