インバウンドニュース
新たな旅のスタイル創出サポート、長期滞在者見据えたワーケーション会員制度 沖縄で開始
2021.03.01
テレワークを活用しリゾート地などで余暇をくつろぎつつ働く「ワーケーション」や、出張先で滞在を延長し観光などを楽しむ「ブレジャー」などの、仕事と旅行を掛け合わせた旅の普及に官民が取り組んでいる。
こういった状況をうけ、JTB沖縄は2020年11月、新たな旅のスタイル創出を後押ししようと定額会員制リゾートワークサービス「Re:sort@OKINAWA」を開始した。
沖縄滞在時の航空券、コワーキングスペース・レンタカー・手荷物・ホテル・サービスデスクなどのサービスを1年間利用できる複合サービス型パス(コーラルパス)を定額制で提供している。具体的には、例えば沖縄のコワーキングスペース「howlive」全店舗を営業時間中は1年間無制限で使用することができる「沖縄の提携コワーキングスペース使い放題」や、那覇と宮古間、石垣、久米島などの離島や離島間を結ぶJTA便を年間3便まで利用可能な「アイランドホッピング」などがある。
今回、上記に加え、利用期間を限定した長期滞在サービス商品の第一弾が販売された。
ワーケーションに便利なコンドミニアムタイプのホテル3施設(かりゆしコンドミニアムリゾート那覇グランステイ旭橋駅前、かりゆしコンドミニアムリゾート那覇龍神ホテル浮島、リトルアイランド名護)を対象に、30泊10万円のStay Bundleを販売する。2021年3月7日から2022年3月31日まで繁忙期を除いて利用可能で、発売期間は2021年12月24日まで。最小利用日数は3連泊以上で、宿泊権利期間中であれば合計30泊までできるというもの。部屋は宿泊日の10日前までに申し込みが必要で、基本的には1名1室、追加料金を払うことで最大2名1室まで宿泊が可能だ。
Re:sort@OKINAWAでは、春は花粉がなく、夏は南国気分が味わえ、冬は寒さから逃げられる沖縄リゾートでのリモートワークの充実や出張中の隙間時間の有効活用として、また沖縄旅行のリピーターなどへの利用を勧めている。第二弾以降も滞在に必要なサービスをバンドルとして販売する予定だ。
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