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国際メディアフェスティバルで金賞を獲得した訪日客向けマナー啓発動画とは? 「責任ある旅行者」を和のテイストで訴求

2021.05.27

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ドイツで開催された「2021 ワールドメディアフェスティバル」で、国土交通省観光庁が電通テックをパートナーとして制作した「訪日外国人向けマナー啓発動画」が、観光&旅行メディア賞 広告部門 文化カテゴリーにて「intermedia-globe Gold(インターメディアグローブ金賞)」を受賞した。18カ国196作品が応募した「観光&旅行メディア賞」で金賞に選ばれたのは、当作品を含んだ10作品だった。

ドイツのインターメディア社が主催するコンペティション「ワールドメディアフェスティバル」は、映像やテレビ番組、印刷物、ウェブ動画など多岐にわたる現代メディアを審査する国際規模のフェスティバルで、作品には創造性と有効性が求められる。

今回の応募作品「The Responsible Traveler(責任ある旅行者)」は、訪日した旅行者が観光を楽しむ上でついつい見落としがちなマナーを、お互いを思いやる「心」のあり方とし、和の要素をスタイリッシュに取り込んだ映像で浮き彫りにしたもので、計10本が制作された。侍や忍者、空手家などのキャラクターをマナー啓発のリーダーとして効果的に配し、旅行者が遭遇するであろう様々な日常の場面を描いている。それぞれのキャラクターが、優雅な身のこなしでマナーを伝授し、礼儀正しく立ち居振る舞う姿が印象的だ。侍が自撮り棒を使って携帯電話で撮影するシーンや、電車に乗った空手家がリュックを持ち直すシーンなど、マナーを守りながら旅先の日常に溶け込んで旅行を楽しむ様子をユーモラスに描いている。

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