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函館市 世界遺産「北海道・北東北の縄文遺産群」を活かした地域づくりに向け日本旅行と連携

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北海道函館市と日本旅行北海道は23日、両社が持つ人的・物的資源を有効に活用し、函館市南茅部(みなみかやべ)地域の世界遺産を活かした魅力ある地域づくりの実現を目的とした連携協定を締結したことを発表した。

今回の協定では主に、縄文遺跡・地域産品を活用した地域活性化の推進、地域の観光資源等のPR、新たな観光コンテンツの開発、教育旅行・地域学習等の誘致、観光・地域産品分野の人材育成に関することなどの5点で連携が行われる。

函館市は、全国有数の観光地である函館のほか、2021年7月に世界文化遺産として登録された「北海道・北東北の縄文遺産群」が新たな魅力として加わり、今、全国的に注目されている。コンブ生産量日本一を誇る南茅部地域には、「北海道・北東北の縄文遺産群」の構成資産でいずれも国指定史跡である垣ノ島遺跡や大船遺跡がある。

函館市と日本旅行北海道は、世界遺産として注目を集める今をまたとない機会と捉えている。今後様々な取り組みを両者が連携・協働して、まちの魅力を広く発信することで、観光客の増加はもちろん、人口減少、高齢化、後継者不足などの課題解消を目指す地域の活性化に繋げる考えだ。

日本旅行北海道は1994年に日本旅行グループの北海道地域会社として設立。2019年12月に日本旅行グループSDGs宣言を行い、持続可能なツーリズムに向けた取り組みとしての地方創生事業や、環境保全に係るツアーなど、広く社会や地域に貢献するとともに、北海道の地域特性を活かした新たな事業領域へチャレンジしている。今回の連携で持続可能な観光振興と地域活性化に向けた取り組みを推進していく。

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