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2022年夏休みの旅行意欲3割超、コロナ禍前の水準に。20代は半数超が「旅行に行く」

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株式会社JTBは「夏休み(7月15日~8月31日)に、1泊以上の旅行に出かける人」の旅行動向アンケートを行い、その結果を発表した。

同アンケートは、2022年6月22日~24日の期間に全国15歳以上79歳までの男女個人を対象に、インターネットアンケート調査形式で行われた。サンプル数は、1万人に対して行った事前調査で「夏休みに旅行に行く/たぶん行く」と回答した人から1030人を抽出した。

2022年の夏休み旅行意欲、昨年比で大幅増。コロナ禍前の水準へ近づく

今年の夏休みに旅行に行くかどうかについては、「行く(“行く”と“たぶん行く”の合計)」と回答した人は調査時点で36.1%と前年から14.7ポイント増加しました。2019年に実施した同調査では38.0%だったため、意向はコロナ禍前に近づいているといえる。

性年代別でみると、男女とも若い年代ほど旅行意向が高くなる傾向がみられた。「行く(“行く”と“たぶん行く”の合計)」が男性29歳以下は53.8%、女性29歳以下は50.6%と過半数を超えている。男性60歳以上は30.3%(前年14.2%)、女性60歳以上は23.0%(同 10.8%)だったが、コロナ禍では旅行に慎重な姿勢を見せていたシニア層の意向も、昨年に比べてると高くなっていることが分かる。

「旅行日数を増やす(14.8%)」は対前年11.0ポイント増加、「昨年の夏より遠方に旅行したい(14.0%)」が7.4ポイント増加しており、この夏の旅行は日数を増やし遠方に旅行する傾向が昨年より強まりそうだ。観光キャンペーンについては、「観光キャンペーンが利用できるなら、旅行したい」が13.8%、「観光キャンペーンの実施に関係なく、旅行したい」は9.0%となった。

旅行に行かない人に理由を聞いたところ、最も多かったのが「夏休み期間は混雑するから(29.3%)」、次が「家でのんびりしたいので(25.0%)」となった。また「新型コロナウイルス感染症がまだ収束していないから/拡大の懸念があるから(24.8%)」は、前年から39.7ポイント減と大きく減少した。

遠方への旅行、滞在期間の長期化、友人との旅行が増加

また、今年の旅行の傾向は、緊急事態宣言などが発出されていた昨年の夏休みと比べ、遠方へ長期間、同行者は近しい家族から友人・知人に拡大、行先はテーマパークやレジャー施設などが増加する傾向がみられる。

また鉄道・航空機・バスなどの他人と同乗する公共交通機関の利用も増加している。旅行日数は「1泊(35.7%)」が最も多かったが、前年から6.2ポイント減少し、一方で「2泊(33.1%)」「3泊(18.3%)」はそれぞれ増加した。同行者は「夫婦のみ(24.5%)」が最も多く、次いで「子供づれ(中学生までの子供がいる)の家族旅行(20.9%)」となったものの、いずれも前年に比べ減少し、コロナ禍では増加傾向にあった「ひとり(18.0%)」も減少した。利用交通機関は、自家用車・レンタカー(61.9%)」が最も多かったものの、前年より8.1ポイント減少し、「鉄道全体(43.5%)」「航空機全体(23.3%)」は増加した。

今年の夏休みに出かける場所として、気になっている場所は「自然の景色が楽しめる場所(国立公園や花畑など)(29.8%)」、次いで「自然の体験が楽しめる場所(登山やアウトドア、キャンプなど)(18.7%)」となったが、いずれも前年より減少し、今年は、中止が続いていた「花火大会(17.4% 前年+4.6ポイント)」、入場制限等が行われていた「動物園や水族館(16.2%)」や「美術館や博物館(12.7%)」、「東京ディズニーリゾート®(12.2%)」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(8.6%)」などの施設やテーマパークが増加した。また「特に行きたいところはない(7.7%)」は前年の22.0%から14.3ポイント減少し、ここからも旅行意欲の高まりがうかがえる。

 

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