インバウンドニュース

京都の目利きがインバウンド観光コンテンツ造成支援「インバウンドイノベーション京都」立ち上げ

印刷用ページを表示する


公益社団法人京都市観光協会が、インバウンド向けの新しいコンテンツの開発を目指す事業者の課題に寄り添い、商品化に向けて伴走支援を行う「インバウンドイノベーション京都」を立ち上げる。

京都市観光協会ではこれまで、観光に関連した課題の解決のために、京都観光行動基準(京都観光モラル)の周知・啓発や、混雑状況の可視化、需要分散やサステナブルツーリズムの推進につながる旅行商品開発支援などを、京都市と連携しながら行ってきた。今後、コロナ禍からの回復が進めば、インバウンドの受け入れ再開も加速していくが、そのためには、京都の歴史や文化への関心がある知的好奇心の高い人々のニーズにしっかりと応えられる、持続可能で質の高い滞在経験を生み出す仕組みづくりが一層重要となると考えている。

そこで今回、京都市内でインバウンド向けコンテンツの開発を行う事業者を対象に伴走支援を行うこととした。

伴走支援とは、京都の「目利き」ネットワークを活かし、アドバイス等を得ながら質の高いコンテンツづくりを進めていくもので、「京都信用金庫」をはじめ、京都市の認定ガイド「京都市ビジターズホスト」、市内ラグジュアリー向けホテルにて活躍するコンシェルジュの集まりである「京都コンシェルジュ研究会」、海外有力メディアとの関係構築や情報発信、京都取材への誘導に取り組んでいる主要6都市で構成された京都市海外情報拠点などが支援を行う。

また、事業者同士のネットワークづくりを促進しつつ、ツアー、体験プログラム、サービス、イベントなど、「人」が介在して滞在の付加価値を高めるためのコンテンツとなる、今後のインバウンド向けコンテンツのあり方を考える交流イベント「京都インバウンドカフェ」を開催する。そのほか、補助金・融資などの紹介や、京都市観光協会公式サイトなどを通じた情報発信、海外メディア、旅行会社などへの紹介なども行っていくという。

本プログラムによるサポートを希望する事業者のエントリー締め切りは9月5日、応募書類の提出締め切りは9月19日。応募方法・選考方法の詳細は事務局HPまで。

 

関連インバウンドニュース