インバウンドニュース
沖縄県石垣市 移住推進・新しい観光スタイル強化に向けAirbnb Japanと連携
2022.10.11
やまとごころ編集部石垣市とAirbnbの日本法人はこのほど、石垣市への関係人口の拡大を通じた移住推進、およびホームシェアリングや体験による新たな経済的機会を創出する事業を実施することで合意し、包括連携協定を締結した。Airbnb Japanが沖縄県内で包括連携協定を結ぶのは、2022年3月の内閣府沖縄総合局、今年4月の読谷村に次いで3件目。
包括連携協定の主な目的は以下の3点となる。
・関係人口を通じた移住・定住の推進
・新しい旅行・観光スタイルの取り込み強化
・インバウンド旅行需要増を見据えた、観光コンテンツのオンライン化と情報発信の強化
具体的には、関係人口に関しては、沖縄県外からZ世代を招き、魅力の言語化と発信を行い、地域との交流イベント等を共催する。市内に点在する空き家の有効活用、ホームシェアリングや体験による新たな経済的機会の創出を連携して行う。
新しい観光スタイルについては、長期滞在やワーケーションなどの新しい旅行スタイルへの取り込みを強化すると共に、インバウンド受入体制の構築を推進する。
観光コンテンツのオンライン化では、地域の伝統芸能や文化の観光コンテンツを、オンラインを通じて、日本国内ならびに海外へ情報発信すると言う。
沖縄県は以前から国内の気軽な旅行先として宿泊先検索の上位にあり、また石垣市では長期滞在の傾向が強くなっている。海外からの沖縄県への関心も高く、直近の調査では、インバウンドの個人旅行受け入れ解禁発表の直後で、海外からの検索数が日本全体で9位となっている。
石垣市とAirbnb Japanは、この包括連携協定を通じて、本格的な国内旅行需要への対応と期待されるインバウンド旅行需要の回復に備えていく。
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