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観光レジャー市場のDX推進と訪日客向け販売拡大に向け、旅ナカOTA Klookとアソビューが提携

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10月11日に入国者数の上限撤廃、個人旅行の解禁、ビザなし渡航の解禁と水際対策が緩和。同時に、国内も全国旅行支援とイベント割も開始され、インバウンド・国内ともに、観光レジャー市場が活気を帯びている。

そうした市場背景を受けて、2022年10月21日、国内約1万社の施設に対し、予約管理システム及び電子チケットサービスを提供する「アソビュー」と、ユーザーベースで世界180カ国以上にまたがる旅行・体験のプラットフォームであり、約5000社のグローバル販売パートナーと共に、インバウンド・アウトバウンド・国内旅行事業を展開する「Klook」が戦略的業務提携を発表した。

両社は、国内レジャー・観光事業者の訪日観光客集客支援によって販売拡大するという点で目的が一致。観光・レジャー事業者には、国内販売とDX推進に強みのある「アソビュー」と、香港に本社を置いてグローバルな販路が強みである「Klook」の連携利用により販売を拡大し、一元管理によって業務効率も改善できるというわけだ。

Klook Travel Technology合同会社ゼネラルマネージャー増田航氏は「国内事業者と幅広く、長い付き合いをされているアソビューとの提携によって、国内旅行についての商品拡大を期待しています。また、インバウンドがこれまでの中国中心からアジア全般、欧米へと拡大する今、弊社には欧米5000社の販売ネットワークがあります。航空会社、決済などの金融などeコマースも含み、国内事業者にとっては販売量だけでなく可能性も広がると思います」と語る。

また、アソビュー株式会社の専務執行役員CRO米山寛氏は「弊社が取引のある1万社のうち、観光・レジャー・文化施設向けのDX推進SaaSウラカタシリーズを利用されているのは、年間集客30万人以上の施設を中心に2500社。今回の提携で、ウラカタシリーズを利用していただければ、自動的に訪日観光客向けにKlook上での販売が可能になり、Klookの約5000社の海外販売パートナーのシステムにも連携されます。さらに販路ごと管理ではなく、一元管理ができるというDXでの業務効率改善を実感いただければ」と語り、事業者の利便性と市場の拡大に期待を寄せた。

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