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晴天の日が少ないというデメリットを活用、雨の日も観光を楽しめるプロジェクト 加賀市で始動

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加賀市は1月10日より、市内の宿泊施設の宿泊者に対して、加賀温泉郷をイメージしたオリジナルデザインアンブレラ「加賀彩傘」(かがいろがさ)の無料貸出を開始した。金沢の南に位置する加賀温泉郷は、3つの温泉地と城下町、漁港、宿場町など、6つの地域からなり、異なる泉質や雰囲気を楽しめる温泉地だ。

北陸は1年を通して雨や雪が多く、1日の天気が変わりやすい。そこで、晴天の日が少ないというデメリットをメリットに変え、雨や雪の日でも気分が明るい気持ちで観光を楽しめるよう、「彩傘プロジェクト」が始動した。市観光交流機構が観光庁の補助金を活用して実施するプロジェクトで、「加賀彩傘」の無料貸出は、その第1弾だ。

貸し出されるのは、山代温泉の古総湯にあるステンドグラスをモチーフとした傘と、蛇の目傘風のデザインに加賀市から眺める霊峰白山と日本海がプリントされた傘の二種類で、利用者には「加賀彩傘」をSNSハッシュタグとしての発信を期待している。加賀温泉郷のサイト上では、神社の境内の樹齢2300年と言われる御神木や、明治時代の温泉共同浴場を復元した「古総湯」など、傘が映えるフォトスポットが紹介されている。

「加賀彩傘」をキーワードに、インフルエンサーや温泉郷事業者による発信を促し、加賀温泉郷内外から本事業の浸透と拡散を目指すという。

 

 

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