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英仏で長崎県五島市への誘客ショートムービー、世界遺産の巡礼と自然をテーマに放映

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長崎県五島市と株式会社⻑崎国際テレビが連携し、訪日インバウンド向けショートムービーを制作した。

世界遺産「潜伏キリシタン関連遺産」を巡る旅の中で出会う豊かな自然と多彩な文化性、地元住民との触れ合いを訴求した今回の映像は2023年1月23日より英国、1月24日よりフランスでそれぞれ放送されている。

「A vacation of pilgrimage(日本の西の果てにある島で巡礼の旅)」と題した動画は、久々の再会のために五島列島を訪れた3人の外国人が、それぞれの旅路を歩み迷いながらも再会を果たし、数奇の運命をもつ「潜伏キリシタン関連遺産」を訪れるという物語だ。島の豊かな自然文化や地元の人々との温かい交流を経ながらめぐる唯一無二の巡礼の旅がこの島を舞台に繰り広げられる。

五島市では本事業を通して五島市における総合的な旅行スタイルである「教会等を自転車で巡るサイクルツーリズム」「地域住民との触れ合うサステナブルツーリズム」「自然を楽しむネイチャーツーリズム」の3つを英国とフランスにPRしていくという。

地域振興部の担当者は「世界遺産の巡礼をテーマとして、その構成資産である教会はもちろん、美しいビーチ、荒々しい断崖、釣り、新鮮な刺身、五島うどん、親しみやすい住民の方々など、当市の魅力を十分に伝えることができるものになったのではないかと思います。九州の西の果ての離島である当市において、インバウンドのお客様を見かけることはほとんどありませんでしたが、この動画をきっかけとして来島してもらえることを期待しています」と語っている。

ショートムービー制作は、放送コンテンツの海外展開を推進する、総務省の「映像コンテンツを活用した地域情報発信実証事業」の一環として行われた。

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