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日本人の旅行意向調査、国内旅行は8割も、海外2割にとどまる。情報収集方法世代間で大きな差

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LINE株式会社が、LINEユーザーを対象にした旅行に関するスマートフォンでのWeb調査を行った。日本全国の15歳~64歳の男女を対象に2023年2月17日~2023年2月18日の期間に行われ5247の有効回答を得た。

プライベートで行く旅行として、近いうちに行きたい旅行について「国内旅行」「海外旅行」の意向を聞いたところ、「国内旅行」へ行きたいと回答したのは8割を超えたが、「海外旅行」と回答したのは2割ほどにとどまった。

年代別でも、全年代で8割超が「国内旅行に行きたい」と回答している。「海外旅行に行きたい」と回答したのは、20代女性の割合が最も高かったが、それでも3割強で、国内旅行の8割と比べると、大きな差がある。

国内・海外旅行に行きたいと思う人に、行きたい旅行先をどのような方法・場所で見つけたり、探したりしているか聞いたところ、全体でもっとも高い割合となったのはインターネットの「検索結果/WEBページ」で37.3%だった。2位以降は、「まわりの人からの話」「テレビ番組」「旅行雑誌・ガイドブック」が3割前後で続いている。

年代別にみると、10代(45.4%)と20代(は49.2%)の約半数が「Instagram」と回答し1位だった。30代になると「Instagram」の割合は31.5%で4位となり、40代では18.3%で7位まで落ちる。10~20代では、「Instagram」のほかにも「YouTube」「Twitter」「TikTok」といったSNSが上位を占めた。この世代を集客したい場合にはSNS発信が有効であることが見て取れる。

インターネットの「検索結果/WEBページ」は、30代以降では全ての年代で1位となった。10代20代でもそれぞれ、5位と3位に入っており、Webサイト記事の作成やSEOは、安定して幅広い世代を集客するには必要な対策と言えそうだ。

「テレビ番組」は、40代以上では2位に入っており、影響力は依然大きいと言える。30代までは、「テレビ番組」の方が「YouTube」よりも上位にあるが、10代と20代では逆転している。

▶旅行で行きたいところ、どんな方法・場所で見つけたり探したりしている?(世代別回答結果)

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