インバウンドニュース
観光でより良い社会づくりを目指す、ジャパントラベルアワード2024 エントリー開始
2023.05.19
やまとごころ編集部観光からより良い社会をつくることを目的とし、2021年に創設された「JAPAN TRAVEL AWARDS(ジャパントラベルアワード)」が3回目となる2024年のエントリー受付を開始した。
ジャパントラベルアワードは観光におけるDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)やサステナビリティ、インバウンドへの取り組を審査し、ただの観光地ではない「感動地」を認定、グランプリ、部門賞、特別賞を選出する。今回は受賞カテゴリーに「インバウンド部門」が新設され、インバウンド向けの対応やプロモーションなどを審査する。
アワードを運営するのは、株式会社しいたけクリエイティブ。「クリエイティブの力で、世界と日本をつなげる」を軸に、英語の記事や動画などのコンテンツ制作、デザイン、広告制作など、国内企業や自治体などの海外向けプロモーション支援を行っている。
応募資格はただ一つ、「魅力的な観光体験を提供していること」。すべての自治体・企業・サービスが応募対象となり、観光地だけでなく、観光客にメリットのあるサービスなどもエントリーが可能だ。また、前回まであった現地審査の際の交通費負担がなくなり、費用は完全無料となったため、小さな自治体や事業者にも受賞の可能性が広がる。
エントリー期間は5月18日~6月30日で、書類審査、ファイナリスト選出、現地審査、最終審査を経て、2024年1月下旬に受賞者が発表される。
審査の視点は、旅行者がそこからどれだけ多くの感動を得られるか。誰もが楽しめる観光体験のためのちょっとした工夫や努力、優しさに注目する。現地審査では、観光客の視点で現地をチェックするほか、実体験を通して「感動地」にふさわしいかを審査。現地へは、2名から3名の審査員が赴くという。
2023年は、全国36都道府県から集まった計145件のエントリーから、7つの地域や事業者が日本を代表する感動地として、グランプリ・部門賞・特別賞に選ばれた。
同アワードはコロナ禍で始まったが、昨年10月にインバウンド本格再開を果たし、水際対策も撤廃となり、日本の観光業は急速な回復を見せている、こうした状況も踏まえ、観光インバウンドに熱心に取り組む自治体、事業者への大きな後押しとなることだろう。
エントリーは公式ウェブサイトのエントリー方法から
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