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日本の化粧品に関するアンケート中国で実施、購入のタイミングや場所・金額が明らかに

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中国や台湾のインバウンド支援をするインタセクト・コミュニケーションズ株式会社が、中国現地で日本の化粧品に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。このアンケートの対象は、中国本土の大都市に居住する20歳以上の女性、計522人に対して6月に行われた。対象の属性分析では25〜29歳が一番多く38.12%、月収12〜20万円が32.57%と最も多い。

日本製化粧品を使用したことがあるか、という質問に対して78.9%が「ある」と回答しており、その中で37.7%が「今も使用している」とした。しかし、この中で41.2%が「今は使っていない」と回答。「使用したことがない」という女性も21.1%となった。

日本製化粧品をどこで購入したかを「今も使用している」「使用したことがあるが今は使っていない」と答えた女性に聞いたところ、62.4%が中国のECサイトと回答。次に多かったのは海外越境ECサイトで36.7%となった。「日本旅行時に購入」と「中国国内のショッピングモールで購入」が21.6%と同じ割合になり、3番目に多い回答だった。コロナ禍で訪日できない状況が続いていたことを考えると、日本旅行時に購入が2割強という数字は大きい。

続いて、「訪日した際に購入した」と答えた上記の89人にどこで購入したかを聞くと、免税店購入が最も多く75.3%。ドラッグストアが42.7%で、百貨店が22.5%の順となった。日本製化粧品を購入すると決定したタイミングを聞くと「旅行前から」と答えたのが28.1%で「旅行中に現物を見て」と答えた人24.7%とほぼ同数になった。そして「どちらもある」が47.2%とほぼ半数に達したことから、旅ナカでのマーケティングも旅マエと同じくらい重要であることが伺える。

一カ月に使う化粧品関連のお金は、1万円以下が63.8%で最多となった一方、2万円以上と答えた人も12.6%いることがわかった。購入している商品は「スキンケア・基礎化粧品」(97.7%)そして「日焼け対策・UVケア」(94.5%)がほとんど同じ割合になった。購入金額のボリュームゾーンは「2000円〜1万円以下」で「スキンケア・基礎化粧品」が52.9%、「日焼け対策・UVケア」が69.7%となったが、他のカテゴリーも「2000円〜1万円以下」がボリュームゾーンなことが明らかになった。




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