インバウンドニュース
ワールド・トラベル・アワーズ2023グランドファイナル、4年連続モルディブが世界一のデスティネーションに、日本からANA受賞
2023.12.05
やまとごころ編集部旅行業界のアカデミー賞と呼ばれるワールド・トラベル・アワーズのグランドファイナルが、12月1日にドバイで開催された。世界で最も優れた旅行ブランドが発表されるなかで、日本からは、全日空(ANA)が「エアライン・プレミアム・エコノミークラス」で受賞した。このほか、地域別、カテゴリー別のファイナリストの中から選ばれた、世界一の受賞者の顔ぶれを紹介する。
モルディブはデスティネーションと観光局のダブル受賞
大賞に当たる「ワールド・リーディング・デスティネーション」は、インド洋に浮かぶ1000以上の島からなるモルディブが2020年以来4年連続で受賞。また、「ワールド・リーディング・ツーリストボード」もモルディブ政府観光局が2年連続で受賞した。
フィリピンの手つかずのビーチとサンゴ礁は、「ダイビング・デスティネーション」と「ビーチ・デスティネーション」で表彰された。大西洋に浮かぶマデイラ諸島は、「アイランド・デスティネーション」を受賞。時代を超越したエレガンスとワールドクラスの施設を持つカンヌは、「フェスティバル&イベント・デスティネーション」に選ばれた。
カリブ海諸国も健闘し、楽園の島セントルシアが「ハネムーン・デスティネーション」、ジャマイカは「ファミリー・デスティネーション」と「クルーズ・デスティネーション」を受賞した。
カタールも多くの賞を受賞した。FIFAワールドカップ・カタール2022の成功を受けて、ドーハは「スポーツツーリズム・デスティネーション」を受賞。また、「ビジネストラベル・デスティネーション」にも選ばれた。カタール政府観光局は「マーケティング・キャンペーン」を受賞した。
日本も候補だった「アドベンチャー・ツーリズム・デスティネーション」にはポルトガル領アゾレス諸島が初受賞、同じく「ヘリテージ・デスティネーション」には2年連続でベトナムが選ばれた。また、チームラボプラネッツTokyoDMMもノミネートされていた「ツーリスト・アトラクション」にはギネスの醸造工程を見学できる「ギネス・ストアハウス」(アイルランドのダブリン)が選ばれた。
エアライン関連では、「エアライン・ブランド」「カルチュラル・エアライン」でもノミネートされていたANAが「プレミアム・エコノミークラス」でグランドファイナル初受賞、JAL(日本航空)は「プレミアム・エコノミークラス」はじめ、複数のカテゴリーでノミネートされていたが受賞はならなかった。
アジアの受賞者についてはこちら
関連インバウンドニュース
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.08.29
「ジャパン・ツーリズム・アワード」第8回の受賞決定、持続可能性や地域産業の維持発展への取組を評価
2024.07.16
持続可能な観光に向けた「CopenPay」コペンハーゲンで開始、旅行者の環境に配慮した行動で特典を付与
2024.06.18
オーバーツーリズム対策で富士山五合目ゲート設置、登山者1人2000円徴収
2024.05.21
欧米豪、富裕層の西日本・九州への誘致目指し、広域連携「西のゴールデンルート」アライアンス設立
2024.05.14
2025年訪れるべき「日本の感動地」を発見するジャパントラベルアワード、エントリー受付開始
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介