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アジア太平洋13市場のミレニアル・Z世代の旅行動向、一番人気は日本。旅行予算3~5割増、体験を重視する傾向

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アジア太平洋地域(APAC)の13市場のミレニアル世代とZ世代(18歳~40歳)2600名に対し、旅行・レジャー予約サイト「Klook」が旅行についての意識調査を行った。

調査は、2023年11月22日~12月1日までの間、インターネット上で行った。調査対象の13市場は、以下の通り。
シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、日本、韓国、台湾、香港、オーストラリア、中国、インド、インドネシア

調査結果によると、全体の70%が次の旅先を検討しており、回答者の46%が「次に行きたい旅行先」として日本を挙げ、13市場のうち10市場で日本が1位になった。また旅の目的は、大切な人と体験を共有し、絆を深めることを優先する傾向にあることがわかった。

また、家族やパートナー、親しい友人などと旅を共にしたいとしたのは10人中9人に上る。ミレニアル世代はパートナーと、Z世代は友人グループとの旅を好み、全体の65%が短期旅行を頻繁に行いたいとしている。

旅先で体験したいのは自然やアドベンチャー体験(59%)、テーマパークのスリル(53%)、博物館や史跡の文化的豊かさ(51%)など。体験の独自性も大切で、69%が飛行機に乗る前にアクティビティを予約すると回答した。

旅行支出に関しては、回答者の5人に3人が、前年よりも30〜50%ほど増やす予定と回答し、支出予算の半分を旅先の体験に充てたいという。2023年の旅行1回あたりの平均支出額が2000米ドル(約29万5000円)と推定されることから、大幅な旅行者の予算増加が旅先の旅行業界を活気づけそうだ。

また旅のインスピレーション源はSNSが大きなパワーとなっており、10人に8人がSNSでのおすすめ情報を見て旅行体験を予約したと答えた。旅のおすすめ情報は主にコンテンツクリエイターやインフルエンサーのSNSから取得していて、特にYoutubeやInstagramの人気が高い。また、96%が自身の旅行や外出の様子もSNSで発信すると答えた。

最後に旅行の時期についてだが、全体の65%が気候や季節が旅の重要なファクターであるとし、APAC全般で一番人気の季節は春だった。ただし、好まれる季節は市場によって異なり、マレーシアやインドネシアの旅行者は春、オーストラリアとフィリピンの旅行者は夏、台湾と韓国の旅行者は秋、インドやタイ、シンガポール旅行者は冬に注目しているという傾向が分かった。また、回答者の半数近くが2024年最初の3カ月以内に旅行する予定とのことだ。




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