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訪韓外国人客が利用するアプリは? 旅ナカではネイバー、パパゴなど韓国アプリの利用率高く

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海外から韓国を訪れる観光客はどのような旅行アプリを使っているのか。韓国の文化体育観光部と観光公社が、訪韓外国人客の「主要旅行アプリ動向及び利用現況調査」の結果を発表した。それによると、韓国を訪れる外国人観光客は、グローバルアプリの利用だけでなく、ネイバーマップやパパゴといった韓国のアプリもよく利用していることが分かった。

国内主要空港及び鉄道駅などで実施した外国人旅行者対面アンケート調査によると、訪韓する前と訪韓した後では、韓国アプリ(前69.4%、後9.5%)よりも、グローバルアプリ(前99.8%、後91.6%)の利用率が高かったが、旅行中は韓国アプリ(91.7%)とグローバルアプリ(89.9%)を併用していることが分かった。

具体的なアプリごとの利用率は、以下の通り。

訪韓前のアプリ利用率
OTA:ブッキングドットコム(27.8%)、アゴダ(27.0%)
SNS:インスタグラム(22.8%)、ユーチューブ(12.6%)
検索:グーグル(43.8%)

訪韓後のアプリ利用率
SNS:インスタグラム(45.6%)、フェイスブック(12.6%)

訪韓中のアプリ利用率
交通・道案内:ネイバーマップ(56.2%)、グーグルマップ(33.9%)
通訳・翻訳サービス:パパゴ(48.3%)、グーグル翻訳(23.0%)
SNS:インスタグラム(20.2%)

特に、日本や東南アジアからの観光客、首都圏以外の地域を訪れる人、市内バス及び徒歩利用者の旅行中の韓国アプリ利用率は95%以上だった。その理由として、韓国アプリは公共交通機関の正確な出発・到着時間、迅速な乗り換えが可能な地下鉄の出入り口などの詳細情報を提供していることが挙げられる。また、グーグルマップでは徒歩での移動経路が示されないため、徒歩利用者には韓国アプリの方が利便性が高い。公共交通機関を多く利用する旅行者ほど、グローバルアプリよりも韓国アプリを使いこなしていると言えそうだ。

韓国アプリにはほかにもカカオタクシー(タクシー配車)やSubway Korea(地下鉄案内)など、移動の際に便利なものや、旅行前の情報収集から公演などの予約、滞在中のスケジュール管理までできるTRIPLE Korea(トリプルコリア)のような韓国旅行専門アプリまで、現地の人のように韓国を楽しむためのアプリは数多い。

2023年の訪韓日本人は232万人で、訪韓外国人客(1103万人)の21.0%を占め、2位の中国人客を30万人上回り、2012年以来の1位となった。訪日客でも2023年は韓国が最も多い696万人(全体の27.8%)だったが、訪韓日本人はその約3分の1。旅行アプリの充実は、訪韓日本人客の増加を促すことになると期待されている。

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