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中国人への訪日旅行とSNS利用調査「意向あり」が8割、商品検索や共有に使用されているSNSは?
2024.07.18
中国在住の中国人を対象に、訪日に関する意識調査を株式会社ENJOY JAPANが実施し、その結果を発表した。調査対象者の年齢は20〜49歳、エリアは一線・新一線都市、回答数は649名だった。
まず「日本旅行をしたいか」という問いに「したい」と答えたのは79.8%となり、8割近くに訪日意向があることがわかった。
「日本旅行はいつ予定しているか」と聞くと、85%が「1年以内」と回答。この8割超えの内訳を見ると「1年以内」が28.0%、「3カ月以内」が20.5%、そして最多は「6カ月以内」で36.5%だった。
Q2.(訪日意向者のみ)日本への旅行予定はいつを予定していますか?
日本の商品に関しての質問で「商品を知るきっかけとして最も適しているメディアは」(複数回答不可)と聞くと、第1位が抖音(ドウイン:中国版TikTokのショート動画アプリ)で18%、第2位は小紅書(RED:中国版インスタグラムのようなアプリで、美容・ファッションなど女性のライフスタイルやアイテムの情報に特化したSNS)で17.1%、第3位が15.9%のビリビリ動画(サブカルチャーに強い中国の動画プラットフォーム)という結果になった。
Q3.商品を知るきっかけとして、最も適しているメディアはどれですか?
また、「商品の検索や比較検討をする場合に最も適しているメディアは」という問いでは、第1位が小紅書(RED)で20.3%、第2位が15.9%のビリビリ動画、第3位は抖音(ドウイン)で14.8%だった。
Q4.商品を検索・比較検討をする際に最も適しているメディアはどれか?
「商品購入時に商品情報を共有するか」という問いに対し「YES」と答えた人に「商品を共有する際に最も適しているメディアはどれか」(複数回答不可)と尋ねると、第1位が小紅書(RED)で19.2%、第2位がビリビリ動画で18.9%、第3位が抖音(ドウイン)で18.4%となり、上位3つが僅差で争っている。
Q6.商品を共有する際に最も適しているメディアはどれか?
また「クーポンの利用意向」を聞くと「利用したい」が73.0%となり、7割以上が利用意向を示していることが判明した。
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