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【宿泊統計】2022年9月の延べ宿泊者数3942万人泊。日本人コロナ前の水準まで回復

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観光庁が発表した2022年9月の宿泊統計(第2次速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は2019年同月比で19.2%減の3942万人泊だった。前年同月比では73.1%増となった。

内訳は日本人延べ宿泊者数が2019年同月比4.7%減の3860万人泊で、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比90.1%減の82万人泊だった。それぞれ、前年同月比では71.8%増、179%増となった。

また、2022年10月(第1次速報)の延べ宿泊者数は、2019年同月比で11.6%減の4426万人泊、日本人延べ宿泊者数は2019年同月比5.8%増の4210万人泊。外国人延べ宿泊者数は2019年同月比78.9%減の216万人泊だった。

9月の宿泊者数は、8月の夏休みで一気に増えた反動が出て前月より800万人減少したが、日本人に関しては2019年の水準の9割強まで回復してきている。一方、10月の第1次速報では総数4426万人泊と、再び4000万人泊を突破する見込みだ。

 

都道府県別2位の北海道、4位の神奈川県はコロナ前と同等まで回復

都道府県別の延べ宿泊者数では、東京都が467万8110人泊(2019年同月比29.1%減)で1位。以下、北海道、大阪府、神奈川県、京都府と続く。トップ5の常連、沖縄県は2カ月連続で7位に、8月に3位に入った静岡県は8位にランクダウンした。コロナ前の2019年同月比でみると、東京や大阪はいまだ3割減の状況だが、北海道は1.8%減、神奈川県は2.4%減とほぼコロナ前に戻っている。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカ(13万4830人泊)、ついで韓国(5万9850人泊)、中国(4万7380人泊)、タイ(2万3390人泊)、ドイツ(2万2530人泊)となり、この上位5カ国で全体の41.9%を占める。トップ5常連のベトナムに代わり、ドイツが久々にランクインした。

また、観光庁が11月11日に発表した主要旅行業者43社・グループの9月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対前年同月比214.3%(対2019年同月比52.6%)の2269億9995万円となった。

海外旅行は対前年同月比669.1%(対2019年同月比22.1%)の383億9418万円、国内旅行は対前年同月比194.2%(対2019年同月比79%)の1865億3248万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は対前年同月比50.1%(対2019年同月比9.3%)の20億7329万円だった。

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