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【宿泊統計】2023年10月の外国人延べ宿泊者数1226万人泊、人数伸び率ともに今年最多

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観光庁が発表した10月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で19.5%増の1226万人泊だった。また、日本人延べ宿泊者数は同4.3%増の4152万人泊となり、合計した延べ宿泊者数は同7.4%増の5378万人泊だった

外国人延べ宿泊者数は、9月から300万人増加し、2023年最多だった7月1010万人からも200万人以上上回った。

また、11月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で28.0%増の1160万人泊、日本人延べ宿泊者数は同3.4%増の4196万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同7.9%増の5356万人泊の見込みとなった。

21都府県で2019年比プラス

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が454万5380人泊(2019年同月比68.5%増)で1位。次いで大阪府(200万1520人泊、同33.7%増)、京都府(141万7920人泊、同20.3%増)、北海道(52万3450人泊、同5.1%減)、福岡県(45万9370人泊、同12.9%増)と続いた。福岡県は韓国のメディアが、「日本人より韓国人が多い」と報じるように、距離的にも近い韓国からの宿泊者で賑わっているようだ。

また、2019年同月との伸び率でみると、高知が76.3%増、次いで東京68.5%増、山口52.0%増だった。高知はここ数カ月好調を維持しているが、山口は10月に急伸した。

日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都が911万2330人泊(2019年同月比9.5%増)で1位。以下、大阪、北海道、京都、沖縄の順だった。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が韓国(135万2120人泊)、2位が台湾(133万8310人泊)、3位が中国(119万5620人泊)、4位が米国(117万3230万人泊)、5位香港(54万3950人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の55.8%を占める。韓国と台湾が9月からそれぞれ約20万人増えて、中国を抜き上位に上がった。

2019年同月比では、カナダで79.8%増、米国69.4%、シンガポール55.4%増、スペイン50.5%増、韓国291.4%増と好調を示した。ただし、韓国は2019年7月以降日韓情勢により訪日を控える動きが発生し、当時は韓国からの訪日客数が大幅に落ち込んでいたことに留意したい。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2023年10月[第2次速報])

また、観光庁が12月10日に発表した主要旅行業者43社・グループの10月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比77.1%の3471億8800万円となった。内訳をみると、海外旅行は同55.6%の976億7051万円、国内旅行は同91.3%の2240億8254万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同87.2%の254億3494万円だった。9月よりも国内旅行は300億円、外国人旅行は77億円増加し、2019年比の回復率も上がった。海外旅行はほぼ横ばいの結果だった。

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