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【訪日外国人数】2024年3月訪日客数308万1600人、単月で300万人突破は初。桜とイースター休暇で伸びる

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日本政府観光局(JNTO)が4月17日に発表した2024年3月の訪日外国人数*(推計値)は、2019年同月比11.6%増の308万1600人となった。インバウンド客に人気の桜シーズンとあって、単月で300万人を突破。過去最高記録を更新した。欧米豪市場では3月末がイースター休暇と重なったことで客足が伸びた。

これにより1月から3月までの累計は855万8100人(推計値)で、2019年同期比6.3%増となった。

 

17市場で3月の過去最高を更新、8市場で単月過去最高を記録

3月の訪日数を市場別にみると、1位は韓国66万3100人、次いで台湾48万4400人、中国45万2400人、アメリカ29万100万人、香港23万1400人と続いた。アメリカと香港の順位が入れ替わったものの、トップ5の顔ぶれは2月と同じだった。特にアメリカはイースター休暇と重なって、2月から15万人増加と好調だった。また、3月はラマダンの時期であったことから、マレーシアやインドネシア、中東地域からの客足は抑え気味だった。

今回の調査対象23カ国・地域のうち、韓国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域の17市場で3月として過去最高記録となった。また、ベトナム、インド、アメリカ、カナダ、メキシコ、ドイツ、イタリア、北欧地域は単月で過去最高を更新した。

2019年同月と比較しての伸び率ではメキシコが170.0%増と突出して高かった。次いで、スペインの88.4%、オートラリアの87.4%、ドイツの66.1%増、アメリカの64.3%増など欧米市場からの伸びが引き続き目立っている。中国は2019年同月比で34.6%減の45万2400人となり、2月の36.5%減、45万9400人と比較しても人数、回復率ともに横ばいとなった。

一方、3月の日本人のアウトバウンドは、2月よりも約24万人増え、121万9800人となった。2019年同月比では36.8%減と、2月とほぼ同率だった。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

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