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航空業界のアカデミー賞、Skytraxベスト・エアライン賞2024発表、カタール航空が2年ぶり世界一。ANA4位、JAL6位

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「航空業界のアカデミー賞」とも言われるワールド・エアライン・アワードの各賞受賞者が、6月24日にロンドンで行われた授賞式で発表された。世界の航空機と空港の格付けで有名なSkytraxによるこの賞で、大賞となる「ワールド・ベスト・エアライン」を受賞したのは、カタール航空だった。

 

カタール航空は8度目の栄誉

カタール航空の大賞受賞は、1999年に始まった同アワード25年の歴史の中で、2年ぶり8度目となる。カタール航空はこのほか、「ワールド・ベスト・ビジネスクラス」「中東におけるベスト・エアライン」でも1位を獲得している。

昨年1位のシンガポール航空は、2024年は世界2位になった。また、「ワールド・ベスト・ファーストクラス」では1位だった。世界3位はエミレーツ航空で、「機内エンターテインメント」部門では1位だった。

日系では、前年3位の全日空は4位、前年5位の日本航空は6位だった。全日空はまた、空港サービス全般を評価する「ワールド・ベスト・エアポート・サービス」と、アジアにおける「ベスト・エアライン・スタッフ・サービス」部門でも1位を獲得。日本航空は「ワールド・ベスト・プレミアム・エコノミークラス」で世界1位となった。

アジアを本拠とする航空会社では他にも、キャセイパシフィック航空(5位、機内清潔度1位)、エバー航空(8位)、大韓航空(11位)、海南航空(12位)、ビスタラ(16位)がトップ20にランクインしている。

世界20位のサウジアラビア航空は、「世界で最も改善が進んだ航空会社部門」で1位を獲得。この賞は、アワードプログラム全体における航空会社の品質向上を反映するもので、各航空会社の世界的な評価の変化や、さまざまなアワードカテゴリーにおける実績を評価している。

「ワールド・ベストLCC(格安航空会社)」部門ではエアアジアが15連覇を達成。この部門2位のスクートはまた、4年連続で、「長距離格安航空会社部門」で1位を獲得した。

ワールド・エアライン・アワードは、グローバルな顧客満足度調査を提供する賞として、世界中の旅行者の投票により、受賞者が決定される。今回のオンライン調査は、2023年9月~2024年5月に実施。調査は英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、日本語、中国語で行われ、100を超える国籍の顧客が参加し、350社以上の航空会社を評価した。

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