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【訪日外国人数】2024年8月訪日客数293万3000人。7カ月連続で同月過去最高記録も300万人届かず

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日本政府観光局(JNTO)が9月18日に発表した2024年8月の訪日外国人数*(推計値)は、2019年同月比16.4%増の293万3000人となった。2月以来半年ぶりに300万人を下回ったものの、8月としては過去最高を更新。7カ月連続で同月過去最高を記録する結果となった。

8月は関東に接近した台風7号の影響で航空便が欠航することもあったが、7月に続き、学校休暇にあわせ訪日需要の高まりが見られた。

なお、1〜8月までの累計は2400万7900人となり、2019年同期比では8.4%増だった。

 

中国が引き続き好調、イタリアとスペインは単月過去最高を更新

8月の訪日客数を市場別にみると、最も多かったのは中国の74万5800人、次いで韓国61万2100人、台湾56万4300人、香港24万6600人、アメリカ17万4000人と続いた。中国は2019年比でまだマイナスではあるものの、順調に回復しており、7月に引き続き1位だった。

今回の調査対象23カ国・地域のうち、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、中東地域の17市場で8月として過去最高を記録した。また、イタリアとスペインでは単月過去最高を更新している。

2019年同月と比較しての伸び率では、メキシコが最も高く152.1%増、次いで韓国98.3%増、中東地域82.3%増と続く。他に、カナダ(70.1%増)、イタリア(52.2%増)、(オーストラリア52.1%増)も増加が目立つ。オーストラリア旅行業協会(ATIA)が8月に発表した最新のレポートによると、23年7月から24年6月の日本への渡航者数は、前年比125.9%増、コロナ禍前と比較しても45.3%増と大きく伸びていることがわかった。

また、2019年同月比でマイナスを示しているのは、中国の他に、タイ、ロシア、マレーシア、北欧地域の計5市場だった。

一方、8月の日本人のアウトバウンドは、143万7100人で、2019年同月比では31.9%減と、7月の36.8%減よりも5ポイントほど改善。今年ここまで最多だった3月の121万9789人を20万人以上上回った。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

 


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