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【宿泊統計】2024年10月外国人延べ宿泊者数1582万人泊、石川で2019年同月比180%増。愛媛と群馬も大きく伸びる

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観光庁が発表した10月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で52.4%増の1582万人泊だった。日本人延べ宿泊者数は同7.1%増の4262万人泊となり、合計した全体の延べ宿泊者数は同16.8%増の5844万人泊。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は27.1%だった。

また、11月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で62.0%増の1469万人泊、日本人延べ宿泊者数は同7.0%増の4343万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同17.0%増の5812万人泊となる見込みとなった。

 

2019年比で石川が180%増を記録、愛媛と群馬も好調

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が544万7480人泊(2019年同月比102.0%増)で1位。次いで大阪府(238万700人泊、同59.1%増)、京都府(176万300人泊、同49.3%増)、沖縄県(78万830人泊、同30.1%増)、北海道(71万2220人泊、同29.1%増)と続いた。

外国人延べ宿泊者数を2019年同月との伸び率でみると、石川県が180.6%増でトップ、次いで愛媛県128.9%増、群馬県116.7%増、東京都102.0%増だった。石川や愛媛は10月も好調な伸び率をキープしている。

三大都市圏(※1)と地方部の伸びを2019年同月比でみると、それぞれ67.4%増、31.3%増となった。

また、日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都975万5840人泊(2019年同月比40.7%増)で1位。以下、大阪府、北海道、京都府、沖縄県、千葉県の順だった。

 

アメリカの宿泊者数、中国に次ぐ2位に

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が中国(210万6120人泊)、2位がアメリカ(162万6950人泊)、3位が台湾(146万9020人泊)、4位が韓国(145万6970人泊)、5位がオーストラリア(63万240人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の55.9%を占める。11月はアメリカが、韓国や台湾を交わして第2位に入る結果となった。

2019年同月比では、中国、ベトナム、イギリス以外はすべて上回っている。特に韓国(321.7%増)、カナダ(149.5%増)、アメリカ(134.8%増)、スペイン(122.0%増)、イタリア(103.0%増)で好調だった。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2024年10月[第2次速報])

また、観光庁が12月13日に発表した主要旅行業者43社・グループの10月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比82.6%の3699億5061万円となった。

内訳をみると、海外旅行は同69.0%の1198億1395万円、国内旅行は同91.8%の2252億9161万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同85.4%の248億4505万円だった。海外、国内、外国人旅行のいずれも2019年同月比では下回る結果となった。

※1 )三大都市圏とは、「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫」の8都府県を、地方部とは、三大都市圏以外の道県をいう。

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