インバウンドニュース
★伊勢市が2017年の観光統計を発表 外国人参拝者が2年連続で10万人超え
2018.05.11
2017年の訪日外国人旅行者が2869万人に達し、個人旅行者も増加している中で、三重を訪れる外国人の訪問先の多様化が進んでいる。
伊勢市の2017年度の観光統計によると、伊勢神宮の参拝者数は880万人となり、明治以降過去4番目に多い参拝者数となった。うち、外国人参拝者は10万人を超え、過去最多を記録した2016年よりも減少したものの、2年連続で10万人を突破した。市内観光案内所の外国人窓口案内件数も昨年より12%増加した。
また、2017年の特徴として、内宮より外宮の参拝者数の増加割合が大きいことがわかった。外国人参拝者も外宮参拝が増加し、年度別に比べると2016年は内宮が7,193人、外宮が1,008人。2017年は内宮が5,004人、外宮が1,353人と、2017年は外国人の内宮参拝者が減っているが、外宮参拝者が増えていることがわかる。
周辺の観光ルートである、熊野古道の来訪者数も前年に比べ、9,512人の増加が見られた。主な増加要因としては、個人や小グループでの来訪者の増加傾向とともに、和歌山県に来訪した訪日外国人の一部が熊野古道伊勢路にも足を伸ばし始めていること、世界遺産の登録時に熊野古道関連のツアーを企画をした旅行会社が、再びツアーを企画していることなどが考えられる。
(やまとごころ編集部)
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